「拭えぬ闇」モーリタニアン 黒塗りの記録 ブレミンさんの映画レビュー(感想・評価)
拭えぬ闇
ベネディクト・カンバーバッチ、「クーリエ」に引き続き政治の作品に出演、しかし今回は弁護する側という前回の被害者的立場とは全然違う人に成り代わっていました。
徹底して描かれるのは9.11の裏側、つまりその後の話なんですが、不法逮捕が続出しており、モハメドゥもその1人でした。タハール・ラヒムの好演も手伝って、辛さ悲しさ、その中から見出せる希望、が強く強く表現されていました。
特に後半の拷問シーン。水責めに無理矢理な性行為、ひたすらの暴力と見るに耐えないものになっていました。
エピローグではアメリカという国が抱えてる闇を一気に羅列していきます。イギリス製作の映画とはいえ、ここまで切り込んでくるのはさすがだなと思いました。
エンタメとしても政治劇としても中々面白いさくひんでした。
鑑賞日 10/30
鑑賞時間 12:30〜14:50
座席 C-12
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