「この後味はかなり好みが分かれるのでは」プロミシング・ヤング・ウーマン いけいさんの映画レビュー(感想・評価)
この後味はかなり好みが分かれるのでは
第93回アカデミー賞5部門ノミネートで脚本賞受賞というかなり評価されていたことと、エメラルド・フェネル監督の「Saltburn」が独特ながらもとても印象深かったので、無料配信を機に遡って鑑賞。
オープニングはかなり好き。オープニングクレジットでのスクラップ工場前でポーズをキメて、まさかの「ハレルヤ・ハリケーン」。いきなり一気にテンションマックスへ。ド派手に決まっている。
そしてかなりダークなストーリーとは裏腹のポップな音楽と、ピンクや水色使い等々カラフルな映像も観ごたえじゅうぶん。
ただし、個人的にはこの後味の悪さはちょっとキツいか。青春期を派手にそしてダークに描く「Saltburn」のごとく、エメラルド・フェネル監督らしいといえばらしいのだが、大どんでん返しが薄い分本作の方が残酷に映る。
もう一回観たいとはしばらく思えないだろう。
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