「価値観の変わるであろう数年後には、共感が減るのかな?」プロミシング・ヤング・ウーマン しんしろさんの映画レビュー(感想・評価)
価値観の変わるであろう数年後には、共感が減るのかな?
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すごく面白かった、というか衝撃を受けた
詳しくは描かれないが、七年前?の出来事で、なんらかの心の病気とされた過去があり、そしてその治療では、自分が感じた不条理を解決できなかったのだろう。男を襲う行為は決して世直しのためではないのであろう。
ゆっくりと関係を深めようとする彼氏との出会いと、親友の親からの提言が、目線を少し違う方向に向かわせるきっかけとなる。しかし、過去に対する彼氏の言い訳に対して原点に戻される。この時、もう少し彼女に寄り添った真摯な言葉が有れば、とも思うが、現場にいながらも記憶にない時点で、価値観の違いはいかんともしがたいものだったのだろう。
願わくば幸せになって欲しかった。彼女の親はただ可哀想。
男として、自分は決してそういうタイプではないとか、自分は理解のある方とか思ったとしても、しっかり逃げ道が塞がれていて、正直居心地の悪い思いがした。
いわゆる男の「おちんちん感」がテーマなので、急激に変わる世の中に、数年後には古いテーマとなる可能性があるが、そうあって欲しいのだろう。昔の007はもうまともに観れなくなるのかな…
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