「後味の悪さが残る怪作」プロミシング・ヤング・ウーマン マクラビンさんの映画レビュー(感想・評価)
後味の悪さが残る怪作
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すごい評判の本作、やっと劇場で鑑賞できました。
結論から言うと、ストーリー自体もオチもよくあるサスペンスですが、演出と演技が一つ上のランクへ押し上げてます。
実際には女性一人でこんな危ない事を何度もやれるとも思えないし、怒りの持続も容易でない。しかし、中盤一度前に進もうとした時は、幸せの中にも何か物足りなさを感じてる風でした。彼女がナンシーにそこまで固執する理由が見えなく、サイコの片鱗を感じそこまで物語に入り込めない部分もありました。
にしても、なんともやりきれない問題で、こういうクズが許されてしまう世の中はどうしようもないのか?オリンピック小山田的なエスタブリッシュ問題もあるよなぁ。
自分が死んでも制裁を下すというのは納得出来なかった。彼女の両親や、ナンシーの母親はどう思うのか?なんとも後味が悪いラスト、彼女のあまりにも孤独な人生が哀れに思える。
スタッフはなかなか興味深い人達で固められていた。特に彼氏役の人はなかなかの才人ですね。クリストファー•ミンツ•プラッセが見れたのも嬉しかった。
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