劇場公開日 2021年7月16日

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「フェミニズム」プロミシング・ヤング・ウーマン tackさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0フェミニズム

2021年9月2日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

男性に対して嫌悪感を抱く過去をもった主人公の復讐劇だが、単純に言えば、フェミニズム作品と言えよう。酔っていて勢いで、みたいな男性の欲の満たし方を痛烈に批判したブラックコメディーか。

酔ったふりして、男性の本能を引っ張り出し、最後は一刀するというのは、面白い発想だし、今作がブラックコメディーたる所以だが、ちょっとハニートラップっぽくて、冷静に考えると女性は凄く怖いなあと思った。まあ女性からすれば、欲を満たそうとする男性が怖いのでしょうが。

こういった映画って、観る人によってとらえ方がちょっと違いそうですね。
私もあまりフェミニズム論には日ごろからちょっと触れたくない傾向がある。
本当、理性だけはいつでも保っているしかないですよ、男性は。

この手の映画を手放しで褒めると、男性の本能がある限り、この世に平等はない、男性はいらない、と言ったちょっと選民思想になりそうで、難しい。

余談だが、ラストシーンでナース風に変身したのだが、ちょっとハーレイクインぽくて、この辺はアメリカンコメディーっぽいなあと思った。

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じーたら