「ポップで可愛くて強くて重い」プロミシング・ヤング・ウーマン ちこどんさんの映画レビュー(感想・評価)
ポップで可愛くて強くて重い
カラフルでポップな映像、キャシーはキュートで可愛い。
でも話は重いよ。ポスターに騙されないで(笑)
日本でも女子はいつも男に値踏みされながら歩いてる。「イケてる女」か「いまいちな女」か「お話にもならない女」か。
夜の新宿ででもなければその声は視線だけで済むけど、アメリカでは「声」を聞かされる事になるのね。しかもすごく下品な言葉で。
キャシーの凄さはそんな男達を無言の視線だけで退治しちゃうシーンで分かった。そして自分の足で歩く時、その足にはヒールの靴は履かないの。
情け容赦なく男達を断罪していくキャシーだけど、過去の罪に苦しんでいる弁護士には女神のような優しさも示すのね。
監督のこれからの作品も期待してます!
ちょうど姫野カオルコさんの「彼女は頭が悪いから」を読了した後の鑑賞だったから、映画館を出た後にすれ違った男性の皆さんに冷たい視線を投げ掛けてしまった事、ごめんなさい。
それにしてもキャシーって30才って割りに時々あまりに老けて見えるのよ。ものすごく小顔でキュートなのに。
欧米の白人さんは老化が早いの?
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