「誰かの尊厳を蹂躙した人間に幸せな未来はない」プロミシング・ヤング・ウーマン トラヴィスさんの映画レビュー(感想・評価)
誰かの尊厳を蹂躙した人間に幸せな未来はない
過去の自分の行動は全て未来の自分に返ってくる。
いつも感じるのは加害者と被害者の意識の差。加害者は軽い気持ちや遊び心であっても、被害者にとってそれはトラウマとして一生の傷になる可能性があるということ。その差はあまりに大きい。
実際に危害を加えた当事者だけでなく、その事実を知りながら傍観した者も同罪。では、果たして自分は過去に誰も傷つけてこなかったのか?誰かを糾弾出来るほど立派なのか?
本作はリベンジ・ムービーとして強烈なメッセージを観客に植え付けながらエンターテイメントとして観客を驚かせる。鑑賞後に軽々しく楽しかったと言わせてはくれない秀逸な傑作。
改めて自分の行動や発言が誰かを傷つけていないか想像する大切さに気づかされる。
鑑賞しながら小山田圭吾氏の問題が脳裏に。過去に誰かの尊厳を蹂躙した人間にスポットライトは相応しくない。音楽活動を続けるのは自由だと思うが、やはりオリパラには関わるべきではないと個人的には思う。
過去に誰かを傷つけた事実は回り回って自分にきちんと返ってくる。因果応報は絶対にある。
ところで捨てアカ大量に作ってやたらいいねして来る人って何がしたいの?
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