「思ってたよりかなりシリアス」プロミシング・ヤング・ウーマン oliveさんの映画レビュー(感想・評価)
思ってたよりかなりシリアス
予告編やチラシには派手なメイクと服のキャシーが描かれてるので、てっきりイケイケ女子がハメを外したチャラ男を凝らしめるコメディタッチのアクション映画みたいな感じなのかと思っていたら、全然違って、かなりシリアスで辛い切ない話でした。
キャシーの学生時代の親友ニーナは優秀なのは勿論、きっとすごく人として魅力的な子だったのだろう。まさか自分の命と引き換えに親友の仇を打つとは、、そこまでするまでにあらゆる方法を考えたけど、最終手段としてああするしか他に奴らをブタ箱にブチ込む手は見つからなかったんだろうね。見事に復讐は果たせて良かった。
ただ、本当に他に方法は無かったのか、、娘を信じて帰りを待つキャシーのご両親が気の毒だし、ニーナもキャシーには自分の分まで幸せに生きてほしかったんじゃないか等々、考えさせられた。なんか切ないなー。
本作は大学生男女間の性暴力が発端だけど、イジメの加害者が将来、文字通り命を懸けた壮絶な復讐をされる可能性もあるということ。今は防犯カメラがあちこちにあるし、何でもスマホで"動画撮影"しちゃうからね~。証拠はバッチリ残る。やはり人に恨まれるようなことはやってはいけない(性暴力は勿論、イジメだって暴行傷害や恐喝は犯罪だから当たり前なんだが、、)。もし自分の友人・知人が人の道を外れるようなことをしそうになったら傍観せず全力で止めよう、と思わされた。
7/23 追記
酷評してるのはほとんど男性だろうな~。まぁ男には都合悪い話だよね。