「唾入りコーヒー」プロミシング・ヤング・ウーマン サプライズさんの映画レビュー(感想・評価)
唾入りコーヒー
めちゃくちゃ楽しみにしていた本作。
予告がこんなに面白そうなことあるか?と期待に胸をふくらませていた。ようやく公開となりました。
う、うーん...期待しすぎたかな。
いやまぁ、面白いんだけど思ってたんと違う。
個人的にはあまりハマりませんでした。
明るい未来を約束された若い女性・キャシー(キャリー・マリガン)。大学を中退し、ごく平凡な暮らしをしている彼女には誰もが知らない裏の顔があり、夜ごと外出しお持ち帰り男に制裁を下すのにはある目的があった。
この映画はとにかくオシャレ。
音楽といいファッションといい、カッコよくもあり可愛くもある。コーヒーショップではキャンディーを口にくわえ、車内ではグミを食べるキャシーもまた絵になっている。そういう面ではクルエラにすごく似ているのかも。
主人公・キャシーを演じたキャリー・マリガン。
最高の演技だった。大人な余裕があり自分に嘘をつかないキャシーから、過去が忘れられず涙ぐみ弱々しいキャシーまで同じ映画で別人かのように変わるこの役を見事に演じていた。美しかったです。
ラストは必見。
不気味な音楽とともにドキドキさせられるし、かなり震えた。・・・の恐ろしさと言ったら...。ラストまでに配置された伏線が心地よく回収されて非常に楽しいし、テンション超上がる。
難点としては分かりにくかったり、分かりやす過ぎたりするところ。復讐のⅠからⅢまでは、復讐している感も薄いし分かりにくかった。複雑でも言いたいことは分かるものの、急にくるので字幕を追いかけるのが大変。洋画をあまり見ない私にとっては難しかったです笑
話は分かりにくいが、登場人物に関してはキャシー以外安直過ぎる。スゴく分かりやすい性格だこと。予想ができてしまうので、あまり衝撃的だとは思わない。
少し今書いた文と被るが、パンチが足りない。
どんでん返し、復讐、誰もが恐れる正義の悪役、みたいなのを想像していたのでかなり肩透かし。思ってたんのと全然違った。んー、なんか微妙だな...。
悪い作品じゃないんですけどね。
予告を見て勝手にイメージを膨らませてしまったのが悪いのかな。。。すごく惜しい。