「比較的子供向け」グランパ・ウォーズ おじいちゃんと僕の宣戦布告 J24さんの映画レビュー(感想・評価)
比較的子供向け
クリックして本文を読む
デニーロが出演という事で自然と期待値が上がってしまうがまぁ予告から伝わるB級感のおかげで期待を抑えながら見ることができ、まぁまぁ楽しめるコメディ映画だったかな。
妻を亡くして独り身になったところで娘夫妻の下で暮らすことになったデニーロ。デニーロが来ることで部屋を奪われた孫息子がデニーロに嫌がらせを行いデニーロも応戦する。それを二人の間では戦争と称して戦い合う話だ。
ただこの戦争非常に行き過ぎた嫌がらせが多数有り。祖父と孫の間柄で許される範囲を超えた嫌がらせを繰り返しており、時には笑えるのだが時には冷めてしまうシーンもあったりする。
この嫌がらせを歴史上で起きた戦争と例えながら行い、戦争がもたらす悲劇をうまく描いてくれる。セリフなんかもとても分かりやすく戦争と例えて戦争を否定する展開が後半は目立ち、比較的子供向けのような作品に感じる。
ただこの作品の主となるコメディシーンは大人でも楽しめる。個人的にはデニーロが娘の旦那にアソコを二度見せつけてしまうシーンは1番笑ったお気に入りのシーンかな。義父のアソコなんて絶対見たくないよね。
その他にも単純明快なバカバカしいシーンが多々ある為それなりに楽しめる。
この作品を見てて思うのは祖父って親よりも遥かに歳が離れた存在なのになぜか親よりも自分の事を理解してくれて、そして子供目線に立ってくれるのが祖父の存在なんだよね。嫌がらせの応戦は抜きにしても僕自身も祖父との関係はそのような同じ視点で分かり合って寄り添ってくれた事を鑑賞しながら時折思い出して心が温かくなったりもした。
コメントする