「貧困層の子供がピザを食べるまでの話」ピザ! ジュリエッタさんの映画レビュー(感想・評価)
貧困層の子供がピザを食べるまでの話
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インドのスラム街で元気に育つ兄弟がピザを食べるまでの話。
主人公の兄弟は大体小学3,4年生ぐらいだろうか?
学校も行かず超低賃金で働いている。
ある日ピザ屋が近所に出来た。値段は300ルピー(約450円)。
しかし、家は貧しくたかがそれだけでも払えない。
必死に働いているようやく300ルピーを貯めるが、
店でスラム街の子供だからと追い返されてしまう。
貧しいスラム育ちでも子供たちは明るく物語も決して
悲観的な感じではない。実際は悲観的であるだろうけど。
スラム街の貧しくも逞しく生きる姿がイキイキと描かれている。
たかがピザを食べるだけの映画なのに、よくもここまで
話を展開させたなと思う。
この映画は最後の子供たちのセリフが全てを集約していると思う。
であるからこそ、その言葉を最後に映画は締めくくられるのだ。
よくぞ言った!と見た人はきっと思うだろう。
何もない者たちの最後の意地であり、リアルであり、
世界はそれだけじゃないだろ?という一言だ。
90分と短く上手くまとめられた物語だと思う。
しかし、学校も行かず超低賃金の仕事をして、
いつか結婚して子供が出来ても、やっぱり子供は学校も行けないほど
貧しく低賃金で仕事をしなければならないとか、無限地獄だな。。。
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