「ラブサスペンスの様相」アイム・ユア・マン 恋人はアンドロイド つとみさんの映画レビュー(感想・評価)
ラブサスペンスの様相
ロマンスやコメディにカテゴリされている作品であるが、実際はヒューマンドラマであったように思う。
ロマンス作品であれば、もっと「今」だけを見る盲目さみたいなものが必要だったろうが、この作品は今よりも未来を見すぎていた。今よりも老後の孤独のケアみたいなね。
そして、コメディと呼ぶにはシリアス過ぎて辛いものがある。どちらかといえば笑えないんだ。面白くないという意味ではなくて、真面目な問題を扱い過ぎてるんだ。
とはいえ、作品そのものは普通に楽しめる作品だったかな。
AIものとしてもロマンスものとしても、コメディとしても中途半端で特筆すべきところはないし、広く浅く作られた感があるけれど、なぜだか醸し出されるラブサスペンスのような緊張感で観ていられた。
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