劇場公開日 2024年5月10日

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「鬼の平蔵、なまくらな刃」鬼平犯科帳 血闘 シネマディクトさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0鬼の平蔵、なまくらな刃

2024年5月17日
iPhoneアプリから投稿

松竹製作の池波正太郎作品の三作目は、満を侍しての鬼平だけに結構期待してたんだけど、お話しは一本調子だしキャストも違和感があって、TVのパイロット版みたいな出来でした。絶賛している人には悪いけど、TVのフレームに慣れたスタッフが作っているのか、手堅くまとめてはいるけど、映画作品としてのスケール感やケレン味、殺陣の迫力などのこだわりがまるで感じられませんでした。お話しもあまりひねりがなく、行き当たりばったり感が強いです。鬼平の面白さは、敵も味方も諜報活動や戦闘も交えた集団戦だと思うけど、本作では鬼平一人が突っ走って、火盗改のメンバーは後から駆けつけるだけだし、その割には鬼平もあまり強そうに見えないのでガッカリでした。役者では、松本幸四郎が完全ミスキャスト。表情もセリフ回しもどこか違和感がありました。中村ゆりは眼力があって適役。

シネマディクト
トミーさんのコメント
2024年5月17日

共感&コメントありがとうございます。
オープニング直後は太陽にほえろか、Gメン75(古代!)みたいな火盗改のメンバー紹介かと思ったんですが・・もっと大げさな感じでも良さそうでした。

トミー
トミーさんのコメント
2024年5月17日

今回の一連の事件に関しては、捜査らしきものを何もしてなかったですよね。

トミー