「面白いけど…」CUBE 一度入ったら、最後 キラさんの映画レビュー(感想・評価)
面白いけど…
アマプラで視聴。原作視聴済み。
「1度見たら、最後」という文言を見たあとだったのでハードルが下がりまくっていたからか分からないが、普通に面白かった。俳優たちの演技が最高峰。中学生の演技も違和感なく、菅田将暉さんの叫びや、杏さんの不自然さの先にある真実、登場人物に優しいトラップ、サイコパスの演技が神がかっていた岡田将生さん。他にもいい所は沢山あったし、自分は最後まで楽しめた。
言わずもがな演技も楽しめたし、不評と言われている主題歌の「Cube」も歌詞を前々から見ていたからか分からないが最高の主題歌だった。「バトル・ロワイアル」を見た時の感覚に近かった気がする。
1番激アツだったのが、最初の柄本時生さんの厚切りステーキ。あれは何回も見た。もっと血が出ても良かったとは思うけどすごいリアリティだった。
しかし主人公にしかスポットライトを当てないのは如何なものかとは思う。これから見る予定の方は、映画の公式サイトを閲覧してから映画を視聴することをおすすめする。斎藤工さんのことを映画本編でもっと深く知りたかった。
そして1番気になったのは、スクリーン(?)のくだり。レビューを見てたしかにと思ったのが、こういう系の邦画は登場人物になにかしら悲しい過去を入れないと気が済まないのかと思った。CUBEにそれは要らないと強く思った。続編作るのであれば、そこら辺をしっかり加味して作って欲しい。
総評として色々惜しいけど楽しめた。
あの終わり方からして多分続編作るだろうから、期待したい。次は原作と同じで主題歌なしでもいいと思う。R+15とかで無名な俳優を集めて派手にやってくれ。