「正直期待はしていませんでしたが、案外○」CUBE 一度入ったら、最後 左様の人さんの映画レビュー(感想・評価)
正直期待はしていませんでしたが、案外○
ナタリ監督のCUBEが大好きなので、どうしてもそれとの比較になってしまいますが、
CUBEのシステムは、ほぼ同じ(トラップの有無に関しては、本家は最終的には素数の有無ではなく、因数が1しかない数が含まれているかだったと思うので、そこは異なる?)なので、
あれに日本人が放り込まれたら、
という見方をしていたら、思ったより楽しめました
知っている俳優さんが出てくるので、誰でも当事者になりうる恐怖感みたいなのは薄れるというのは、見る前からわかってた事なので、それほど気にならず、
最初のシーンは、それを逆手に取った演出と感じ、思わずニヤリとしてしまいました
あと、安藤さんが日本の嫌な年長者のキャラクターがよく表現されていて、それでも表面上は大きな対立は起きずになあなあで進んでいく感じは、
日本人っぽいなと思い、日本版のアレンジとして良かったように思いました
足された要素として、甲斐というロボット?の存在がありましたが、
あまり攻略に関わらない事から、管理用というより、記録用? あるいは、内部の様子を監視している存在があって、そのカメラとしての役割という事ですかね?
ちょっとアレ?と思った点としては…
・天井から回転する刃物みたいなトラップが降りてくる部屋(感情に反応して発動?)や二手に分断された部屋などは、
安全と思って入ったのであれば、素数がなかったはずで、その判定方法が駄目と判明(数字を覚えていないので不明だが、やはり因数の数がキーだった?)したのに、その後、全く問題視されない
・越智が死んだ部屋のトラップ発動条件がよくわからない(何かしらの言葉や感情に反応?)
・後藤さんの記憶が映像化されるみたいなシーンがありましたが、そうであれば本人が出てくるのは不思議(本人の回想シーンと混ざってる?)