「終始ハラハラ。想像力をかき立てられます」CUBE 一度入ったら、最後 yu.さんの映画レビュー(感想・評価)
終始ハラハラ。想像力をかき立てられます
原作は観てません。
映画館ならではの迫力を楽しめそう、と思い映画館で鑑賞(^-^)
斎藤工演じる井出さん、「たとえ1人になってもここから出なくては!」と何に焦っていたのかはラストまで明かされることはなくこちらの想像次第で余韻に浸れます。
私は、奥さんが出産するとこだったのかなーとか
息子の発表会なのかなーとか
勝手に楽しみました。
田代輝くん演じる千陽くん、きっと外の世界ではいじめられたり、虐待されていたのであろう
心の閉ざし方。。。
初見の俳優さんでしたが、表情と空気感で心のトラウマのようなものをひしひしと感じさせられました。
箱の中を進むうちに少しずつ菅田将暉演じる主人公後藤さんに心を開いてきているのもホッとした。
最初は「大人は嫌いだ」と言って「○○はこうだ」と決めつける姿勢に不安を感じたけど
信頼できる人と一緒にいるうちに、自分が変わらないと。とカラを破る瞬間と、出口らしき場所からさす光がピッタリで自然とフフっと笑ってしまった。
最後まで自分を顧みれず、周囲のせいにばかりしていた大人(岡田将生演じる越智さん)との対比がよく描かれていたように思います。
吉田鋼太郎さんはさすがですね。嫌〜な大人代表!って感じを貫き通してくれました。
きっとパワハラ三昧の日々だったのでしょう。でも、そういう人でも後悔せず誇りを持って生きていると言えちゃう部分は、ある意味尊敬。でも関わりたくはない。笑
杏ちゃんも最初から何だか心ここにあらず、というか何か違和感…の理由が最後にわかって納得。
安東(吉田鋼太郎)に言いたい放題言われ越智さん(岡田将生)のストレスがぶわぁーーーっと高まった時、なぜか箱の光る部分が連動していた。
この立方体は誰かが何かの為に作った箱、というより心の奥底にある何かが具現化したもの?と思っていたけど、それなら複数人集まらないだろうし、甲斐さん(杏)の存在を考えると、何か目的がありそうな…
とフワッとした感じです。誰かと延々と話せそう( ˊ꒳ˋ )
素数とか計算式はサッパリだったのでそこは深く捉えず鑑賞。
伏線回収や、全てに説明を求めている方には不向きかも…