「よくこれでオリジナル公認とか言ったな」CUBE 一度入ったら、最後 せつこんさんの映画レビュー(感想・評価)
よくこれでオリジナル公認とか言ったな
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謎の立方体の建物に閉じ込められた男女が脱出を図るシュチュエーションスリラー。
まず、『CUBE』がもし日本人だったらこうなるだろうという人物描写は確かに説得力はある。でも無駄に協調性だけ高いもんだからなんとなーく上手く協力してそうで、なんとなーく雰囲気も悪いぬるぬる感。
日本社会の縮図を大人vs若者、子供と単純化しすぎて結局「今どきの若者は、、」って思ってる大人たちが作ってる映画になっててすごく不快。
そして後藤の心理描写まじでいらん。あのフラッシュバック出てきた瞬間にすっごい冷めたし、そもそもあれ誰目線の映像だよ。こんなんだったらまだ人物描写は甘くても、スリラーに重視してくれればまだましなのに。
個人的に一番嫌だったのは1つの部屋の色が途中で変わること。オリジナルは部屋の色が心理描写とリンクしてるんじゃなくて、部屋の色で登場人物の心情が左右されるように描かれてたんだけど。超智が闇堕ちする度に照明赤く変えるなよ。誰がその色操作してんだよ。
まだ嫌なところはいっぱいあって、途中にインサートされる謎のSFっぽい映像ダサいし、甲斐なんてずっと何もしてないんだからそりゃ黒幕だろうよ。別に黒幕が最初から居ましたとか明かされても全然面白くないし。終盤のおっさんの行動まじでわけわからんし、部屋が途中で二つに分けられるのとかなんのためだよ。
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