「リメイク!だが…」CUBE 一度入ったら、最後 mastysさんの映画レビュー(感想・評価)
リメイク!だが…
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本家CUBEを若い頃に見て衝撃を受けた私は、公開日初日に観覧しました。予告編以上の情報は仕入れず、本家を見返すことも控えて見に行ったのは結果的に本作を楽しめた要因の一つだと思う。
物語の進行上のギミック、展開については記憶が残っていたため、安心して見ることができた。ラストの展開もまぁまぁ期待通り。役者さんの演技が上手いなーと思いながら見ていました。
ただ、見進めていくうちに疑念が湧いたんです。
「これ、CUBEのストーリーが面白いだけでは…?」と。
そういう視点で見てみると、
菅田くんのオーバーリアクションや、必要以上にフィーチャーされるトラウマ表現。
児童虐待を体のあざのみで説明してしまうステレオタイプの表現。
ある種ストーリー進行のためだとしか思えない吉田鋼太郎と岡田将生の感情の昂り。
斎藤工の背景が語られないことも、菅田くんがなんでデカルト座標を思いつくのかの説明がないことも気になってきました。
最終、なぜ菅田くんは生き残っていたのでしょう?
謎を残し敢えて説明せずヤキモキさせる脚本、というよりはただ単純に説明が抜けていて腑に落ちないって感じでした。
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