スパルタン 皆殺しの戦場のレビュー・感想・評価
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次作が楽しみな監督
ファイトクラブ「ナックルダスト」を舞台にしたクライムムービー。
元英国海兵隊の男が裏切りから命を狙われ、ビルの殺し屋達から逃れていくスタート。
途中からナックルダストと警察と軍陣営の三竦みが中心で、主人公はストーリーテラーの位置。
それとメインストーリーと尋問を交互に散らせ、段々と物語を観せていくのはうまいです。
偶像劇の側面も強く少し大味なキャッチの演出もマッチしてますね。あとみんなキャラが濃い。
随所に細かいネタやアニメーションも挟んだり、それどころかメタも入れたりとアイディアが沢山。
そうして段々と剥がした後に更に出してくる真相。「私たち」もですがその回収は見事で、ラストも良かったです。
よくあるB級アクションとハードルを落として観たせいか、すごく面白かったですね。
メガホンを取ったジェームス・カーマック、次作が楽しみな監督でした。
異世界生物の生態系
その昔、VHS時代、ある程度観て、あんま面白くない映画は、早送りで観てたけど、この映画もそうしたくなった。最近のデジタルは「早送り」にすると、「字幕」が出てこなくなって、ストーリーがワカランくなるので、この手の映画においては、文明の進歩が恨めしい。
フィクション過ぎる「バイオレンス・コメディ」で、個人的に、こういうのを楽しむには、年を取り過ぎたのか、キツかった。ストーリーが無茶苦茶で、ついでにコメディ要素ふんだんなせいか、人命が軽すぎて、リアリティ・ゼロ。終盤の緊張感を煽った展開も、滅茶苦茶な二転三転で、しらっこさしか感じなかった。
全編通して、設定や筋が、ありえなさ過ぎ。加えて、個人的には、キャストを全員知らんかったんで、全然、感情移入出来なかったし、諸々含め、全くストーリーに入り込めなかった。トータル、もはや、どっかの「異世界生物の生態系を観察してた」ような感想。
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