「危険な映画」AGANAI 地下鉄サリン事件と私 三毛猫泣太郎さんの映画レビュー(感想・評価)
危険な映画
荒木さんの静かな、ゆっくり言葉を選んで話す態度。監督の、被害者なので仕方ないかも知れない、ときに鋭くなりすぎるトーンと言葉。荒木さんを撮ろうと他者を押しのける報道陣。これだけを単純な視点に映すと、荒木さんは善、監督と報道陣は悪、になりかねない。しかもサリン事件から20年以上経って、当時の衝撃を肌で知らない人たちも大人になっていて、その大人がこの単純な視点で見たら?と、心配になってしまった。
当時も大人だった、あの衝撃を肌で感じた私にはおもしろすぎる映画だったが、映画の中でアレフの信者も増えてると言ってたし...
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