「すごいもの見ると思わず手を伸ばす」アメイジング・グレイス アレサ・フランクリン hyvaayota26さんの映画レビュー(感想・評価)
すごいもの見ると思わず手を伸ばす
至上の愛のときの聖歌隊の反応が面白い。思わず手を伸ばしたり、立ち上がっちゃったり、歌いたくなっていたり。
アレサもいいけどクリーブランド牧師が司会もピアノも歌もと芸達者。コーラスの立ち位置まで気にしてるし。
カメラが色んなところにあるから、舞台裏というか楽屋まで出ちゃってる感じで運営の様子も見えて興味深かった。
前半は、でも神はいないでしょーいたらなんで黒人はこんな辛い目に遭ってきたのって思ってたけど、ラスト、天国はあると思っちゃったなあ。そこでは老いないし、父母もいるって。そう思わないと辛すぎる彼らの歴史を思ったし、そこに救いがあったらいいと思った。
アレサパパはモテそう。女にはだらしないとみた。ちょっと父権が強そうでアレサにいいパパだったのかな?
観客や聖歌隊など会場の熱気と熱狂が面白い映画だと思った。ル・シネマの音響だと物足りないかも。
ビバップのときの観客のステップや入退場もいいんだよなあ。
クリーブランド牧師、パパだけ演説して、アレサはほとんど話さない。彼女の声が聞きたかったし、彼女が公開を望まなかったのもそのあたりが関係してるのかも?黒人の歴史のほとんどを男性が語ってきたことを思うと少し引っかかった。
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