「亡き父の鎮魂歌、無骨に生きた男性たちに捧げたい」マイ・ダディ 歩望さんの映画レビュー(感想・評価)
亡き父の鎮魂歌、無骨に生きた男性たちに捧げたい
涙が止まらない。私も20才の学生の頃、難病になり学校を中退してすべてを諦めた。父が、どんな思いで病いに苦しむ私をみていたのか、今なら分かる。痛いほど。泣きながら家を飛び出したときも、父がどこまでも追いかけてきて私の腕をつかんで強引につれて帰ってくれた。優しくて強くて、どんな時も私を守ってくれた。私には父しかいなかった。13回忌が近づく父の命日。優しい笑顔、無邪気だった父。誰よりも苦しんだね。お互いに。ごめんなさい。愛をありがとう。娘には父は必要だよ。そう、心から感謝できる映画でした。
コメントする