「深く考えずに酔いしれる。痛快なクライム・アクション!!」ザ・バッド・ガイズ 門倉カド(映画コーディネーター)さんの映画レビュー(感想・評価)
深く考えずに酔いしれる。痛快なクライム・アクション!!
【賛否両論チェック】
賛:アクションは圧巻。クセ者揃いの囚人達が、巨悪に立ち向かうために共闘していく姿は、まさに痛快。
否:物語の設定や展開はご都合主義満載で、ツッコみどころもありすぎる。殺害シーンもかなり多め。
どこか「スーサイド・スクワッド」にも通じるような、“毒を以て毒を制す”系のアクション映画です(笑)。凶悪な重大事件を前に、特殊犯罪捜査課(“特殊な”犯罪捜査課)の一癖も二癖もある囚人達が、時にいがみ合いながらも共闘していく姿は、どこか憎めない、まさに痛快そのものです。
ただ難点をいえば、登場人物がやたらと多くて、相互関係が分かりにくいところでしょうか。気をつけていないと、後から急に出てきて、
「えっと・・・誰だっけ?」
ってなったりします(笑)。
勿論設定や展開はツッコみどころ満載な訳ですが、それを語るのは野暮というもの。あまり深く考えずに、痛快なアクションに酔いしれたい、そんな作品といえそうです。
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