フランクおじさんのレビュー・感想・評価
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どんな自分になるかは他人でなく自分で決めるんだ
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アメリカ南部の田舎で窮屈な気持ちでいた主人公の女の子が、NYに住むフランクおじさんの都会的でリベラルな雰囲気に憧れ、地元を離れNY大学へ進学。そこで偶然、おじさんがゲイで、10年来恋人と一緒に住んでいることを知る。主人公自身は何も気にしてないが、自分の父親(おじさんの弟)やおじいちゃん(おじさんの父親)、またおじさんの恋人がサウジアラビア出身で家族にカミングアウトできないなど、セクシャルマイノリティであるおじさんの抱える家族関係に切り込んでいく物語。
家族が考える世間体、宗教に対する解釈、閉鎖的な田舎街、おせっかいな親戚といった様々な状況が招く「自分の価値を他人に踏み躙られる」経験をゲイであるおじさんだけでなく、主人公ベティ自身も女性であることで受けてきたことを気がつき真っ向から向き合う。
作中のセリフにある「どんな自分になるかは他人ではなく自分で決めるんだ」というセリフは、マイノリティたけでなく自分の権利を奪われてる人たち全てに向けられたメッセージだと思う。
Amazonオリジナル作品も面白い作品けっこうある。
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