「全編IMAX撮影でおくる、ド迫力の海洋スペクタクル アクション巨編!!」アクアマン 失われた王国 Jettさんの映画レビュー(感想・評価)
全編IMAX撮影でおくる、ド迫力の海洋スペクタクル アクション巨編!!
本作は全編IMAXカメラで撮った作品なので迷わずIMAX 3Dで鑑賞
前作はIMAXパートが限定的でしたが、今回は初めから終わりまでIMAXスクリーン目いっぱいの画角とド迫力の大音響でメチャクチャ楽しかったです
ストーリー含め作品自体は可もなく不可もなくの平均的で安定の面白さですが、迫力のスペクタクル・アクションで観終わった時の爽快感がバツグンです
アクアマンことアーサーを演じるジェイソン・モモアさんがワイルドで今回もメチャクチャかっこ良かったし、アーサーの奥さんメラを演じるアンバー・ハードさんも相変わらず すごく綺麗、アーサーとお父さんだけで子供のめんどうを見ているシーンが多くてアンバーさんの出番が少ないのに違和感を感じ残念でした
その他、前作に続きアーサーのお父さん、お母さんのニコール・キッドマンさん、メラのお父さんのドルフ・ラングレンさんも続投でとても楽しかったです
そしてアーサーの異父弟オームを続投するパトリック・ウィルソンさん、今回は彼とアーサーの兄弟が主軸のストーリー展開、アーサーは前作で幽閉されたオームを脱獄させ、再度登場するヴィランのブラックマンタを葬るために共闘するという、バディ・ムービーの胸アツなストーリーがすごく良かったです
面白かったけど、本作のヴィランの扱いがイマイチな印象
先ず本作もブラックマンタがヴィランとして出てきますが、所詮 海賊の息子の逆恨みというだけのこと、それが大海を股にかけ活躍するアクアマンの宿敵という設定がチープ過ぎだと思いました
それよりは失われた第7の王国ネクラスに眠る王コーダックスの復活とその強大さや残忍さを全面に出して、地球生物全ての未曾有の危機にアクアマン達がどう立ち向うのか、というストーリーの方がスケール感としては合っていて、盛り上がったかと思います
本作はいろんな作品のオマージュっぽい映像やシーンが描かれ、このジャンルとしての集大成であるかの様な雰囲気を呈していました
アーサーとオームのストーリーは「ソー」シリーズのソーとロキそのもの
古代の街にそびえる巨大な石像は「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズ
海底に栄える海洋国家は「スター・ウォーズ エピソード1」
球体に足の生えた様な乗り物は「マトリックス」シリーズのセンチネル
アトランティスの国連加入は「ブラックパンサー」シリーズ、等々でいくつ見つかるかは判りませんが、本作そういった楽しみもあります
と、良いとこも好きじゃないとこもありますが、総じて遊び心満点で、まあまあ見ごたえのあるスペクタクル・アドベンチャーの良作でした