「中途半端」レミニセンス 藤崎修次さんの映画レビュー(感想・評価)
中途半端
ノーラン十八番の時空を行き来するSF物。
ただ、ヒュー・ジャックマンとレベッカ・ファーガソンの恋物語を中心に据えたいようであり、兄貴がメガホンを取ったインセプションやTENETとは少し方向性が違う。
そのせいか、アクションも控えめで、IMAXスクリーンで爆音を響かせてド派手に見せるというより、
ヒュー様の男の色香とレベッカの垂れ乳気味のセクシーボディで観客の興味を引こうという安直な発想が強く出過ぎていて、かえって興冷め。
キャスティングに引きずられ過ぎてしまった脚本が残念な一本。
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