「水面、波打つ」レミニセンス ブレミンさんの映画レビュー(感想・評価)
水面、波打つ
かなり楽しみにしてた大作。ただ先に公開されたアメリカでの興行収入がまさかの大赤字。それに加え、ロッテントマトの評価もかなり低い。とても面白そうな設定、ヒュー・ジャックマンの熱演、「ウエストワールド」のリサ・ジョイの最新作と、何故ここまでの低評価になってしまったのかを確かめるために公開当日に鑑賞。
低評価にも思わず納得してしまった、そんな内容でした。思っていたものと違う点で肩透かしをくらった感じです。個人的には記憶潜入して、そこからのアクションに期待していたので、その点があまり無かったのが乗れなかった原因です。
どちらかというと主人公の1人の女性への執着がメインな話でした。確かに観客も惚れ惚れしてしまうくらいメイは美しかったですが、いくらなんでも執着しすぎじゃないかと、それはもうストーカーじゃないかと思ってしまい、職権を使い暴れ回ったりと、まぁヤベェ主人公でした。前半はまだ理解できるんですが、後半につれてぶっ飛んでいくので、ついて行くのを諦めました笑
ただ少ないアクションは光るものがあり、水で足場を取られながら戦うアクションは、斬新でしたし、ピアノに手を挟むのはもろトムとジェリーで笑ってしまいました。結構あの2匹もエグいことしてんなと笑
水没した世界の美しさは際立っていましたし、役者陣の熱演、特にヒュー・ジャックマンは渋くてカッコいいなと思いました。他の作品に比べて若干の頼りなさは感じますが、それもまたひとつのヒュー・ジャックマンとして楽しめたので良かったです。
期待を下回る出来でしたが、それでも駄作と呼ぶには勿体ない、そんな作品でした。割と日本の興行収入が検討していて、下手したらアメリカの興行収入を超えそうなので、ぜひ超えてほしいものです笑
鑑賞日 9/17
鑑賞時間 15:25〜17:30
座席 I-11