「規律と統制と絆とプライド」アウトポスト Bacchusさんの映画レビュー(感想・評価)
規律と統制と絆とプライド
実際のこの基地の事も出来事も知らずに観賞。
アフガン北部の山間部に設置されたキーティング前哨基地の2006年から2009年10月3日までの話。
50名強の兵士が中流する米陸軍前哨基地で、周辺住民との合議と、その影響で先手を打てない状況下頻繁にタリバンからの襲撃を受ける様や、指揮官の交代劇をみせていく。
事実を基にした話ということだし、プロパガンダ的な位置づけもあるのだろうけど、頻繁に受ける襲撃にも自衛に徹する様や、そこに駐留する軍人の軽口を含む日常や関係性をみせていく前半。
これだけでも面白くはあったけれど、少しパンチが弱いなぁと思っていたら、後半は2009年10月3日の出来事を生々しくヒリヒリとみせていく展開の、ザ・戦争映画。
わざとらしい作られたバックストーリーみたいなものは殆ど無く、生の現場の姿と声という感じで、息が抜けない緊迫感と迫力がすばらしかった。
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