「赤い口紅似合うねぇ 血まみれの顔もたまらんなぁ」AVA エヴァ カールⅢ世さんの映画レビュー(感想・評価)
赤い口紅似合うねぇ 血まみれの顔もたまらんなぁ
エバは10年前に母親と妹と恋人を残して失踪した。その動機は酒とドラッグを絶つためだった?とても、ストイック。酒の匂いだけ嗅いで、止めとくなんて、なかなかできないよね。
これまでに40件以上の暗殺をやりきったエバは、ジョン・マルコビッチがボスの暗殺組織のメンバー。幹部のサイモン(コリン・ファレル)になぜか命を狙われることになる。理由は一方的な男の嫉妬??? 確かにエバは標的を殺す前に殺される理由や心当たりはないかと、いちいち聞く。殺し屋はただ殺せばいい。カウンセラーじゃない。依頼人との関係を知る必要はない。と怒られる。でも、そこが見てるもんには面白いところなんですがね~ もっとその場面を詳しく長く楽しみかった作品でした。
とある国の軍部の大将をホテルの部屋で病気(心筋梗塞)に見せかけて殺すミッション。ハニートラップからの展開。真っ赤なワンピースに黒のランジェリー。縛られているとっちゃん坊やの大将。ドングリまなこがかわいかった。右足の親指と人差し指の間の静脈から注射💉する。跡がわかりにくいからだね。かなり高度な技術だ。その間にお話できる充分な時間があったはずが、名前のスペルミスからバレて、護衛が突入してくる。時間がないので、すぐ射殺。たくさんの兵隊に追われ、命からがら逃げられた。ボスは自分のケアレスミスだと言ったけど、実はサイモンがわざと失敗するように仕組んだミッションだったのだ。ボスはしばらくほとぼりがさめるまで、謹慎していろと言うが・・・・
エバはボスのお気に入り。それにサイモンが妬いたのかな? 男の嫉妬は実は女以上に怖い。ジョン・マルコビッチはインテリジェンスがあって、いいおじいちゃんみたい。殺し屋にはみえない。それじゃダメじやん。ハートウォーミングストーリーになってたよ。
対照的なサイモン。たぶん、バイクのあの女と出来ていて、入れ知恵されたのでは。でも、バイクのあの女優さん、とても好みでしたw
地元では有名な酒乱ネェチャンで知らないものはいなかったエバ。母親が死んで、妹に葬儀などの一切合切を押し付けることになったエバはひと仕事終えて、妹のバンドが演奏するライヴハウスに帰って来た。恋人役はグラミー賞3度もとって、オーシャンズ8ではカメオ出演もしているコモン。今、妹は彼と同棲しているが、彼もギャンブル依存症で、負けがこんで中国系のヤクザ姉さんの店で怪しい連中とカード博打をしては巻き上げられている。ちょっと、ひどい役柄。
ジェシカ・チャステイン。平野ノラに似てきたなぁと思ったら、集中がきかなくなってしまいましたw
バトルシーンも3D映画にメガネ忘れた感じで、なんかフィルターかかったみたいでした。まあ、ジェシカ・チャステインもコリン・ファレルも歳だからね~ しょうがないかな。
あの場面、エバは冷蔵庫の酒をしこたま飲んでいて、二日酔い、大丈夫?って、ドキドキしました。
女って、度胸あって、酒にも強い。まぁ、かないませんね。
カールⅢ世さん、コメントありがとうございます。
『355』は楽しみにしています。
なんたって、チャステイン以外にも女優さんがいっぱい出てるんですもん♪
今、大雪のために家に閉じこもってますが、来週には観に行こうかと・・・