「クルドの悲哀も少しだけ」レッド・スネイク よしさんの映画レビュー(感想・評価)
クルドの悲哀も少しだけ
ISの拉致から逃れた女性が、弟の救出の為に、女性だけの特殊部隊「蛇の旅団」に加入して闘う物語。
実際にある部隊に焦点をあてた映画のようですね。
ISの酷さ、ヤジディ教徒の悲惨な運命など、伝え聞いていた情報が描かれていて胸を痛みます。
しかし、映画はその胸の痛みを忘れさせてくれるものでした。人種、国籍、肌の色、そして宗教。全てにおいて多種多様な人々が集まる女性だけの特殊部隊。夫々の違いを散りばめながらも、ISを駆逐する戦闘がしっかりと描かれています。
致し方ない部分ではありますが、女性を中心とした戦闘シーンは迫力に乏しく感じます。その中でクライマックスシーンは少し無理に派手にした印象なのが少し残念。
緊迫感もカタルシスも感じるラストではありましたが、もう少し抑えた方がこの映画に合ったかもしれませんね。
評価は少し迷いましたが4にしました。
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