「西加奈子さんのリアルで温かい眼差し」漁港の肉子ちゃん トラヴィスさんの映画レビュー(感想・評価)
西加奈子さんのリアルで温かい眼差し
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とても優しい気持ちなれました。
途中まではほのぼのした展開でキクコの想いを小学生の頃の自分に重ね穏やかな気持ちで楽しんでいました。
しかし最後、いつも陽気な食いしん坊くらいに思っていた肉子の懐の深さを知り涙が止まりませんでした。
肉子の人を疑うことを知らない真っ直ぐな性格は時には利用されることもありますが、キクコに対しては奇跡のような大きな愛だったと思います。
幼少期に捨てられたキクコを育てることに何の疑いもなく当たり前のように受け入れ、母親のように育て続けた肉子。本人は善意でも何でもなくそれが普通なのです。
肉子ちゃん尊い。
吉本の企画は金の匂いがして苦手なのですが、さんまさんの企画は優しさの匂いがして心地よかったです。
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