クイーンズ・オブ・フィールドのレビュー・感想・評価
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あり得ない話だけど、日本人の僕としては、あり得ない終わり方。消化不...
あり得ない話だけど、日本人の僕としては、あり得ない終わり方。消化不良って感じ。
プラティニが出ていたが、フランスが強かった時期。プラティニはトヨタカップで見た事ある。
ペレとベッケンバウアーもニューヨーク・コスモスで見た。
古いかぁ。
まぁ、女子サッカーって、多分男子との差はとても大きく、例えば、ナデシコが市立○橋高校とやっても、勝負にならないと思う。だからって、男子が偉いわけじゃない。サッカー、野球、その他勝負事、どっちが勝っても、勝った方が偉い訳では無い。楽しめば良いと思う。スポーツは見るものじゃない。やるもの。僕はそう思っている。今では。
見どころは夫婦喧嘩?
フランス・カップはオープン戦だから格下のアマチュアクラブが強豪プロクラブを破るジャイアント・キリングも珍しくないらしいが5連覇もしたアマチュア名門クラブなんて聞いたことないし、随分と大風呂敷を広げたものです。
舞台となったクリエールにはエリックシコラというUEFAカップでも活躍したサッカー選手がおり、引退後は地元チームの若手育成に努めたようで、なんとなく主人公マルコのモデルのような気もします。
女子サッカーも人気なので奇異ではないのですが、男子選手の代わりに出場というのは突飛すぎますね、しかもサッカー経験者は一人だけ、殆どは選手の奥方たちだから試合の模様はおまけ程度で見どころと言う程ではありません。
家事や育児を夫に任せて頑張る奥方たちの奮闘ぶりと落ち込む旦那たちの情けない対比が見ものなのでしょう。練習を妨害する卑劣な夫を上品な奥様が「チンコふにゃふにゃ野郎!」とののしる過激なセリフにも驚きました。
まあ、色々あって、最後は女性陣の健気な頑張りに男たちもシャッポを脱いで応援に回ると言う、たわいも無いアスリート・コメディでした。
【偉そうな地位にいる男程、男尊女卑思想が強く、女性の足元にも及ばない存在である事を、コミカルに描いた作品。女性は偉大である・・。】
■愚かしき男達の数々
1.サッカーが盛んなフランスの田舎町にある、名門サッカーチームSPACのオーナー。
2.オフサイド判定に腹を立て、審判に怪我をさせたSPACのメンバー達。
⇒で、陥落の危機にあるのに、残り三試合出場できなくなる・・。
⇒で、慣れない主夫業で悪戦苦闘する・・。
3.この映画には出て来ないが、女子チームの存在を否定する判断をする組織。
ー どこぞの国で、つい最近、立て続けに愚かしき言動を取って、立場を失った男が2人いたな・・。ー
◆チームの危機を救おうと立ち上がった選手、オーナーの妻や、娼婦や、前科がある女性達・・。そんな彼女達を支援する男、数名。
1.チームを率いる元SPACの名選手マルコ。(カド・メラッド:”オーケストラ・クラス”も良かったけれど、コミカルもイケルネ!)
オーナーや、出場できなくなった選手や町の人たちの揶揄にもめげず、選手集めに奔走する・・。そして、オーナーの妻や、娼婦や、女性警官、前科があるがサッカースキル抜群のサンドラ達を集め・・。
2.遅刻常習犯、ミミル(アルヴァン・イワノフ:この人、最近よく観るなあ・・。)も、仲良しの娼婦と共に奮闘・・。あんまり力になってないけれど・・。
3.チームを長年支えてきた、皆に慕われる長老パピー。ラストの試合を前に、皆を結束させようとしたチームを思っての”ある行い・・。”
<愚かしき夫である、オーナーの嫌がらせに、切れたご婦人の言葉
”あの、ふにゃちん!”
ー ご婦人、それは男の態度が軟化している時には、アソコは硬化し、態度が硬化している時には、アソコが軟化するという、反比例の法則ですね・・。ー
等と、おバカなことを考えつつ、楽しく鑑賞。
最後はサンドラが、見事なゴールを決め、残留かと思いきや、チーム運営組織の姿なき(年配の頭の固い男達だろうと類推)の非情な判断。
けれど、皆、そんなことはお構いなしに、愛する女性と結婚したり、更生行為により、離れ離れになっていた愛娘と一緒になれたサンドラの笑顔であったり・・。
・不惑の歳になって、一緒に仕事をする女性の大変さが、少しだけ分かるようになった・・。
・全ての働く女性(もちろん、年中休みなしの専業主婦を含めて・・。)にエールを贈る作品でもある。>
名演技パピー
暴力行為によりクラブチームに所属する全選手が今シーズンの残り全試合出場禁止処分が下される。その残り試合をただただ棄権するのではなく、選手たちの奥さんや運動が好きな得意そうな女性をスカウトし残り3試合を女性チームと化して男子チームに闘いなんとか得点を奪取することを目指すストーリーである。
このチームの女性選手達がまた曲者ばかり。元犯罪者から女子高生、そして気が強い主婦などなど…その曲者度をさらに上回るのがその奥さん達の旦那である。
もうそれなりに長い時の結婚生活を送っていると思われるが奥さんが活動することへ過度に不安心や嫉妬心を抱く。それがエスカレートし活動を邪魔する者も現れる。
最初の2試合はコテンパにやられたものの、まぁ色々あった中でそれが返って団結力を強め最後の試合では1得点決め引き分けで試合を終える。
ストーリーとしては極めてありきたりな印象。これが選手の年齢が学生だったり若ければよく見た映画となるが一応中年男性の代わりの主婦などが中心にというのが目新しさにはなるが、ストーリー展開は見慣れたものである。
特に終盤の女性が出る限り公式戦とは認めないと連盟に言われ軽いいざこざなんかもあるがそれもよく見る展開である。その割にその問題の解決はあっさりしてて笑った。
ただ監督コーチ中年男性ならではのコメディシーンや主婦達の旦那の嫉妬をコミカルに描かれたシーンは所々で笑わせてもらった。ただもう少しコメディシーンが欲しくも感じた。
あまりストーリー度に期待せずほのぼの見るには適した作品である。
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