「本筋は良かったのだが…」仮面ライダー ビヨンド・ジェネレーションズ アルファ雄雌石化計画さんの映画レビュー(感想・評価)
本筋は良かったのだが…
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予告編見た感じだと春映画っぽくて食指が伸びなかったが、蓋を開けてみれば徹底的に毒を抜いた昭和VS平成ライダー大戦で非常に楽しめた。(ストーリー的に米村先生の脚本かと思ったが、毛利先生で驚いた。)
難解な部分があったが、中尾明慶さんと古田新太さんの演技力の暴力という力技で頭よりも感覚で感情移入させる作りが非常に面白かった。
以上のように本筋は大満足で本当は☆5を与えたかったのだが、最後で本郷に「仮面ライダーになってよかった」ってセリフを言わせたところに違和感があったので1.5減点で☆3.5。
風見志郎みたく自ら進んで改造手術を受けた人や、第1話で「空飛べるから仮面ライダーになってよかった」と志度博士に話した筑波洋ならともかく、事あるごとに改造人間になったことを悩むようなめんどくさい性格の本郷猛が「改造人間になってよかった」って話すところに、うつ病経験者が「うつになってよかった」って話すような気持ち悪さを感じた。
藤岡真威人さんの本郷猛が藤岡弘、さんにかなり近くて満足だっただけに、非常に惜しい。
他の感想としては、
・TV本編同様にウザいけど空気読んで反省したり、約束破ろうとするも飛羽真から説得されて反省したりするバイスの成長劇が良かった
・セイバー陣の元気な姿が見られて満足
・センチュリー・セイバー・リバイ・バイスの並びが良かった(キュアエコー的な立ち位置のセンチュリーがセイバーとリバイスの並びのバランスをとるための要員だったとは)
・やはりパチモンはパチモン
・ヒロミさん幸せになってくれ
といったところか。
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