「韓国二大俳優の騙し合いからの信頼形成の物語に、流石の印象」白頭山(ペクトゥサン)大噴火 Kazu Annさんの映画レビュー(感想・評価)
韓国二大俳優の騙し合いからの信頼形成の物語に、流石の印象
クリックして本文を読む
イ・ヘジュン及びキム・ビョンソ 監督による2019年製作(128分/G)の韓国映画。原題または英題:Ashfall、配給:ツイン、劇場公開日:2021年8月27日。
途中かなりダレた気もしたが、ずっと騙しあっていた2人が最後の方で実娘養育を依頼しそれに応えるという信頼感形成にグッとさせて、韓国映画はやはり流石という印象。
中国と北朝鮮の国境にある白頭山は、歴史的にも日本まで影響を与える様な大きな噴火を平安時代にに起こしているそう。最近になり東北大や東大の研究者から再噴火の危険性も指摘されているということで、一定のリアリティが感じられた。ただ、その噴火を核爆発で抑制するというのは、荒唐無稽にも感じられたが、イ・ビョンホンとハ・ジョンウという韓国二大俳優の演技が、実にサマになっていて、十分に楽しめた。
白頭山の初期噴火での、上から窓ガラス、倒壊したビル等あらゆるものが襲いかかってくるソウルビル街でのCGも活用した地震描写に、大きな迫力を感じた。東京で大地震が起きたら、ああなるのかと強い恐怖心を覚えた。
尚 、2023年韓国気象庁は、白頭山の2025年に噴火説に関して、「地下の溶岩は安定し可能性は小さい」との公式見解を出しているらしい。
監督イ・ヘジュン、 キム・ビョンソ
出演
リ・ジュンピョンイ・ビョンホン、チョ・インチャンハ・ジョンウ、カン・ボンネマ・ドンソク、チョン・ユギョンチョン・ヘジン、チェ・ジヨンペ・スジ。
コメントする