「ドキュメントものとしては物足りない」狂猿 bmbqwqさんの映画レビュー(感想・評価)
ドキュメントものとしては物足りない
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ここ数年はなかなか観戦に行く機会も減りましたが、プロレスは好きで、大日本・フリーダムズもよく観に行っていました。
個人的にはMr.デンジャー松永さん、本間選手などの当時の裏話などが聞けたのがめちゃくちゃ良かった。
あと、秋葉原の野外での試合も。
ただ、葛西純自身のエピソードで言えば、ここ数年のデスマッチに対するモチベーションなどを聞くことが多く、少し物足りない気も。
ドキュメントものなので、ファン以外の方はなかなか見ないと思いますが、もう少しデスマッチ・プロレスについて知らない人にも興味を持ってもらえるような、ナレーションや説明などがあっても良かったんじゃないかと。
例えば、竹田がなぜ休場してるかという理由も、もう少し丁寧に解説して、デスマッチファイターの過酷さを浮き立たせる事をしたりしても良かったと思う。
一歩間違えれば本当に死んでしまうかも知れない事を、死なずに、やる。致命的な傷を負わずやる。
「それがプロだ」と語った葛西純の言葉もより深く伝わりやすくなるだろうし。
と、このように、映画自体はファンには物足りず、初心者向けと言うわけでもない……惜しい仕上がりとなってました。
むしろパンフレットの方がよっぽどドキュメント感があるかも。
ファンの方はこちらを買われて読まれる事をお勧めします。
とは言え、早くコロナが終息して、また大きな声援を送れるプロレス観戦が出来るようになって欲しいと、本当に本当に思います。
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