プリズナーズ・オブ・ゴーストランドのレビュー・感想・評価
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警告※男性は視聴注意、身体損壊・観ていて激痛を想起させる描写あり
確かにセクハラじみた行動をとっていたと思う、主人公が。あれだけお父さんに注意受けたのに。
バトル・ロワイアルの首輪のような爆弾がスーツの形で出てくる感じです。
爆弾の起爆の条件は、『娘にセクハラしたら○丸を吹き飛ばす、女性に暴力を働いたら腕を吹き飛ばす、スーツを脱ごうとしたら首を吹き飛ばす』という、我が耳を疑いたくなるような恐ろしいもの。
両腕、首元、そして睾○の真上に爆弾が付いているスーツを着させられ、娘奪還の任務を課せられた主人公。
…普通、吹き飛ばすにしても腕だと思うじゃないですか…まさか○丸を真っ先に吹き飛ばすなんて…。
タイトルの通り、男性は視聴を控えた方がいい映画だと思います…その点において、これはちょっと、いやかなりエグい…。
しかし、個人的には好き。もちろん上記は除くこと前提で。
真面目な話も、雑然とした人々や暮らし方、配色も。外国に言いたい事があってそれをぶちまけてる感じが好き。
ヤスゥジロウ!!
「脳天パラダイス」を見てまだあまり時間がたっていなかったせいもあるが、
規模は違うが同類感が否めない。
外国人の歓びそうな絵のオンパレードでやり過ぎ感が半端ない。
演劇風の演出も、いやいやそれはステージでやれば?とヤジを入れたくなる。
ニコラス・ケイジ、ソフィア・ブテラ、とくに坂口拓はとてもいい演技をしてたが、
極めつけ…
桜吹雪の舞う中、ヤスゥジロウが死んだ時、手の甲に引っ付いた、三角形の花ビラ?が見えた。
(その瞬間、大昔、古畑任三郎で、犯人役がSMAP全員出てたSPで、紙吹雪を三角に切ると綺麗にヒラヒラするくだりがあったのを思い出す。)
①正常な形、または本物の花ビラにするのを忘れてたが、まあいいっかみたいな?(そもそも手の甲に引っ付くのは想定外だった?)
②これは演出で、すべて演劇の世界ですよぅみたいな?
③またはSW-EP5の小惑星の中にジャガイモを混ぜるとかの感じ?
④完全にスルーで、一切誰も気づかなかった系?
関係者から御回答があると嬉しいです。
本当に素敵で頭がクラクラする。
ヒミズも好きだったけど、やっぱりハリウッド資本が入ると違いますね。
こんなにも演劇的で美しい色の狂乱になるのですね。
しかも最後は泣けました。
内容がよくよく観ると深いです。
アングロサクソン系のアーネストサトウ、イザベラバードやフランス人のビゴーから見た
江戸末期、明治時代の素朴な日本人観がこの映画で再現されていて思わず笑ってしまいました。
戦後、良くも悪くも変わった部分はもちろん多いけれど。
監督は黒澤明や大映の任侠物や十三人の刺客や市川雷蔵の眠狂四郎シリーズとか
色々ご覧になったのだと推測します。
オマージュを感じるのです。
やはり古い名画は今見ても新しいですね。
冒頭がもろに用心棒の世界のカラー版で、見ていて本当にワクワクしました。
ニコラスケイジもTAKさんも本当にかっこいい。
ニコラスさんはラテン系なので、日本文化に対するリスペクトを感じました。
栗原類くんにここでお会いできるとは思っていなくて感激でした。
私は映画は大映、ヨーロッパ映画、昔のハリウッド映画が大好きな人間です。
好き嫌いはっきり分かれる作品かもしれませんが
私は大好きです。
監督には己の好きな道を突き詰めてさらに素晴らしい作品を作っていただきたいです。
次回作にも期待します。
もっとやっちゃえよー
日本で作るよりも予算ありそう(ゴーストタウンのセット良かった)な代わりなのか?園子温ムービーなのに血液量が少ない。
キン*マ爆発するとこと、そこはかとないマッドマックス感と、ヤスジロウの殺陣は好きでした。
そんな?なんじゃこりゃ!園子温!
「冷たい熱帯魚」「恋の罪」が大好きで園子温の映画は欠かさず観てきたましたが、今回、祝ハリウッド進出という事で期待してました。予告映像が大嫌いな「TOKYO TRIBE」の匂いがして、嫌な予感がしましたが・・・・やっぱりの不味いスキヤキ状態でした。「TOKYO TRIBE」は「カリギュラ」風斬首機が出て来てオリジナリティが無く、内容もぐちゃぐちゃで酷いと思いましたが、清野菜名という女優を初めて発見し、それなりの収穫がありましたが、今回はあまりにも酷い。俺、何を観せられているんだろうと、溜息ばかりついていました。
園子温は当初タブーを追った映画が多く、韓国のキム・キドクの様な作家性があり、好きでした。特に「冷たい熱帯魚」「恋の罪」は実際の殺人事件を脚色し、クラシック等の既製曲を印象的に使い、心臓音を劇的に使ったりして大好きでしたが、「TOKYO TRIBE」や巨大亀の映画辺りから、なんじゃこりゃ映画が残念ながら多くなってしまいました。早く「冷たい熱帯魚」の頃の作風に戻って下さい!
本当の自由とは?
観始めてすぐに、自分の先入観や固まった考えは捨てて観よう、意味を考えるようにしようと決めると、思っていた以上に楽しめました。
勝手な解釈ですが、自由を取り戻し、弱い立場の人も関係なく笑顔で暮らせる平和な世の中が訪れることを願う作品なのかなと思いました。
・青い蝶々
→神様の化身、願い事を神に伝えてくれる。
・ガバナー
→時間。進むと爆発するからゴーストランドの人々は時間を止めている。(3.11のことかなと思いました)
ガバナーを倒すことにより人々は時間や支配から解放され自由になった。
・ゴーストランドの人々
→マネキンのように生きる気力を失っていた。
・白い人たち
→真実を明らかにする、浄化の意味
銀行強盗の際の罪、人間の罪
・子ども
→弱い立場。銀行強盗の際の償いの意味で何度も登場したのではないかと。睾丸(子どもを作る為に必要)が爆発したり後半のコメディチックな描写は、子どもや女性、弱い立場の人を傷つけた罰なのかなと思いました。
まとまらない文章になってしまいましたが、
映画を映画館で観られるのってやっぱり幸せです。自由に、もっと想像力を広げて、映画を楽しみます。
懲役100分
ニコラス・ケイジ
映画一族コッポラ家の出で
若い頃はコッポラ姓を名乗っていたが
関係性を聞くインタビューばかりにうんざりし
今の名前を名乗る
90年代からアカデミー賞をはじめ様々な映画賞を
獲得し世界的スターとなって栄華を極めるが
近年は持ち前の浪費癖と借金まみれで
作品の質を選ばず出演評価を微妙なものにしている
日本とも何かと縁があり最近日本人女性と結婚
「フェイスオフ」ダブル主演したジョン・トラボルタ
も似たように近年の出演作は…いやなんでもない
そんなニコラス・ケイジ主演および
園子温監督のハリウッド進出第1作
なんかメキシコで撮影するはずが監督の病気で
日本で撮影したとか
でどうだったかというと・・
感想書くのに困る内容
昨年観たジム・ジャームッシュの映画以来です
もう何度となく使い古された世界観
ウエスタンと江戸の街がくっついたような
サムライタウンにあるブルーファー銀行への
強盗に失敗したヒーローとサイコは
それぞれ刑務所に収監されますが
街を支配する「ガバナー(知事)」が
逃げ出した娘バーニスを取り戻させるよう
爆弾付きの特別スーツを着せて
タウンを分断する「ハイウェイ」を
越えたゴーストタウンに向かわせます
とにかくここまででもショボいセット
どこへ行ってもセット丸出し
舞台演技みたいな突然全員で歌い始めるなど
きわめて「作為的に狂った描写」が続き
もう開始10分でウンザリしてきます
ヒーローはクルマを渡されますが
カッコよく乗りこなした後に降りて
ママチャリで向かおうとします
夕日に向かってママチャリをこぐ
ニコラスケイジ
これがやりたかっただけなのです
用心棒の侍「ヤスジロウ」が
クルマで追いかけてきてまた乗り換えます
なんかもうとにかく全てが滑っています
そのクルマも25年くらい前のトヨタの
セリカなんですが
4WDターボのGT-FOURってグレードが
有名ななんですがこの映画に出てきたのは
SS-Ⅱっていう下位グレードなのもショボい
まあそこはどうでもいいけど
でハイウェイに向かうと(案内板だけ!)
なんかようわからん武者姿のゾンビ軍団に
襲われて事故って意識を失い
ゴーストタウンに大八車で運ばれていきます
そこもセット然とした足場付きの時計台の
場所に賑やかしで人がクネクネしてる
ほぼマッドマックスを丸パクリした場所
(これ滋賀に作ったのかな)
そこにもガバナーに支配されて鬱屈した
日々を送る人々がいましたが
マネキン(?)になってるバーニスを
アッサリ見つけて連れて帰ろうとします
バーニスの声を聞かせると爆弾が解除
される装置があるのでヒーローは名前を
言うように促しますが強引にやりすぎて
キ●●マや右腕の爆弾が爆発し気絶します
まあその意識の中で強盗した時に犠牲に
なった無邪気な少年の姿が浮かんだり
するのを芸術的な描写で見せたり
するのですがそういうのは話部分も
ちゃんとやってからにしようね
なんやかんやバーニスも声が出て
なぜかまたゴーストタウンに戻ると
ハイウェイは核兵器を運んでる最中に
囚人の輸送車がぶつかって大爆発し
囚人がゾンビ化したそうです(適当)
ふーん
で強盗一緒にやったサイコが混じってて
戦うのかと思ったらガバナーと戦う
よう道を通してくれるのでした
戦うシーン取る予算が無かったのかな
どうでもいいや
でゴーストタウンでガナバーと戦う仲間を
募ってサムライタウンに乗り込む準備を
しているように見えてデコトラに電飾つけて
遊んでるだけで結局誰も来ず
ヒーローとバーニスで乗り込むことに
なり当然用心棒に完全に囲まれますが
ガバナーの情婦スージーの捨て身の
ガトリング乱射もあって形勢逆転
右手に仕込んだ刀とかで
バッタバッタガバナーの部下を倒し
バーニスも敵の刀を奪うととたんに
スタイリッシュに敵をバッサバッサ
斬っていきます
お前強かったんかい
まあどうでもいいけど
バーニスはガバナーを銃で打ち抜き
反逆を果たします
その後町は平和を取り戻し
ほんとにガバナー支配者だったのか?
というほど変わってない日常を
ながめて横たわるヒーローとバーニス
と蜂の巣になったのにまだ生きてる
スージーを映しておしまい
よく寝ずに観たものです
とにかく全編ショボい
バーニスのソフィア・ブテラは
キングスマンの刃物の超かっこいい
義足の殺し屋役やってましたが
こんなの出ちゃダメでしょ
ゴーストタウンでわめいてただけの
渡辺哲もひょっとして初海外作品ですか?
はよ他の出て下さい
日本人監督のハリウッド進出作品が
サムライウエスタンSF映画って
何十年前のステレオイメージですかね
それをあえて選んでやったのでしょうか?
それでいてこのデキで何を訴えたいのか
海外の興収6万ドルだったそうじゃないですか
韓国の映画監督はちゃんと学術的に
映画製作を勉強した人が作っているのか
少なくとも日本に入ってくる韓国映画は
ハズレがないくらい良く出来たものが多いです
それに比べると邦画ってなんでこう
素人が作った感丸出しの作品が多いのでしょう
外国人監督が日本の故事を映画化する時代に
何媚びてるんですかね?
この映画は観に行ってはいけません
まあもうすぐ公開終わるでしょう
コケ度では100ワニを上回るかも
ニコラス・ケイジは仕事無いのだろうか?このようなB級映画に何故出演...
ニコラス・ケイジは仕事無いのだろうか?このようなB級映画に何故出演したのだろう?ギャラが良かったからか、園子温が好きだとか?
園子温監督作品はこれまで何作か好きで観てきたのだが、相変わらずの演出で面白かった。一枚一枚が綺麗な画にもなっている。流石である。
とはいえ、本作が高評価を得られるかと言うとそうではないだろう。というのも、シンプルに面白くないからだ。また、説明不足による難解さも一因だ。
ストーリーの流れは、ニコラス・ケイジが演じるヒーローがサムライタウンのボスに逃げた娘を取り戻してこいって命令に従って娘を、ゴーストランドから連れ戻すって話だ。
これだけシンプルなのに分かりにくい。ゴーストランドが何なのか?何故秒針が進まないようにしてるのか?
マネキンの女性陣?何故?
ニコラス・ケイジが戦いに行くのもどうかと思う。オッサンだぞ!普通、ヒーローなら20代かそこらの若手だろう?
とにかく残念映画だ。
良かったのは、役者の演技。やっぱりニコラス・ケイジは凄いなと思えた。
次に画。どの場面を切り抜いても、1つの画として完成しているように感じた。とにかく美しい。
死屍累々
予告の感じハチャメチャなものを期待して観に行きました。荒唐無稽なものが仕上がって出てきました。
とりあえず中盤まではとにかく怠いです。会話が成り立っていなかったり、時系列がグチャグチャになっていて分かりづらかったりと、園子温監督だしなでは許されないレベルの不親切さ全開でした。
外国から見た日本の姿をそのまま映しても、新たな誤解を生むだけだと思います。すげぇ狂った国みたいに描写されていましたが、あんなに集団で紙芝居は読んだりはしません笑。
ウケを狙ったような場面も多くありましたが基本的に外しまくり、登場人物の感情の起伏の激しさには苛立ち、ストーリーの終着点が分からずグダグダと、何をしたいのかがマジで分からなかったです。
それでも褒める部分は一応あり、ヒーロー(ニコラス・ケイジ)の金○が1つ失うという悪趣味全開な描写です。とんでもないことを平気でやってのけ、滅多に見れない描写をこなしており、素晴らしいです。あとは坂口拓さんの剣捌きです。モブたちを殺すアクションで、提灯の中に首を突っ込ませ、その中で首を切り、血飛沫を出す演出はとても好みでした。ニコラス・ケイジvs坂口拓さんの一騎打ちも見応えがあり良かったです。互いの○玉を蹴り痛がる描写も乙です。
ただ、全体通してみるとつまらないの部分に入る作品だと思います。こんな狂った作品を観れたというのはある意味特別な経験だったなと胸に秘めておきます。
鑑賞日 10/8
鑑賞時間 16:00〜17:55
座席 G-9
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