ダーリンのレビュー・感想・評価
全3件を表示
創造主
赤髪の野生の少女が町に現れて、聖フィロミーナ少女の家という孤児院で保護されて巻き起こる話。
黒髪の野生の女と赤髪の野生少女が現れて、赤髪の少女が病院に侵入しようとして保護に至っていく。
目覚めて病室を飛び出して唸る、手首に「DARLING」のアクセをつけた16~17歳ぐらいの身元不明の少女を引き取り教育することで、教会の売名に利用しようとする司教。
嘘とか閣下とかいうワードが飛び出るシスターと司教の会話とか、いや~生臭いっすね。
最初は声を発することも無く、言っていることは理解出来ているのか?から、孤児院で過ごすうちにたった数ヶ月で会話も出来る様になって行き…。
姉ちゃんの話とかは良かったんだけどね。
黒髪チームはアホっぽいし、そもそも病院で検査した時に悪魔は、ねぇ。
あらすじに記されてはいるけれど、司教の闇然り、シスタージェニファーの尻馬に乗った感然り、取って付けた様な感じだし、黒髪のやりたかったことも、あれだけ人間社会のことが判っているなら、別に赤髪に拘らなくたって。
何か強引に詰め込んで、何が言いたいかわからなくなっちゃった様な印象。
ロックンロールハードボイルド・ママン
言葉も話せず乱暴な野生少女が、様々な人達との関わりを経て普通の人間らしくなっていく様子を描いた作品。だがラストは…。
物語は、野生少女とその育ての親(こちらも人外)が夜の病院にやってくる所から始まる。
いったいどういうこと?と思うシーンが続くが、その理由は後半から…。
野生ママンは元々は普通の人だったのかしら?
細かいツッコミどころはちょくちょくあるものの(主に野生ママン)、悪徳司教の行動理由や、何故ダーリンが病院に来たのか等々のストーリーはちゃんと用意されているし、登場人物のキャラも良かった。
特に主人公のダーリン。
野生児とは言えヒロインですからね。あまりリアルすぎる見た目ではちょっとアレだし、かと言って良い意味で整いすぎていない感じが◎。
とは言え、赤ずきんみたいな格好になったときは普通に可愛かった(笑)
バイオハザードマークやシャイニングオマージュ(⁉)が気になりつつ、ちょっと急成長すぎるダーリンと、叔母さん達いきなりどうしたといったクライマックスも、ここまで急展開だと逆に面白い(笑)
映像とかスマホとかメッチャ活用しますやん。
少し残念な点としては、ふっとちょ看護師やシスター、少女達等々、ダーリンに寄り添う人物達との関わりが皆やや中途半端にしか感じられなかったこと、そして何より、エンディング歌詞の日本語訳…。
やっぱり歌は訳さない方が…。
んで、分かり易く席を立とうとしたらなんと!! …え!?何、それだけ!?
一番見せたかったのは何??…といった印象の作品ではあったけど、このテの未体験ゾーン映画としては、思いのほか取っ散らかっていないし、最初から最後まで普通に楽しめた。
全3件を表示