「エイリアン映画の秀作」スプートニク 川柳児さんの映画レビュー(感想・評価)
エイリアン映画の秀作
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シガニー・ウィーバーの「エイリアンシリーズ」の最終作を観た時、「あぁ、もうエイリアン映画も、これでネタ切れやなぁ~」と思った。
それ故、「プロメテウス」や「エイリアン: コヴェナント」を観ても、面白いとは思えたが、斬新だとか衝撃とかは感じなかった。
しかし、この映画を観た時、「なるほど、そうかぁ、このアイデアがあった。なるほどなぁ」と感心。
他のジャンルでは昔から使われているアイデアではあったが、それをエイリアン映画に導入して成功させている。
殺害シーンのグロさや、エイリアンの容姿の醜悪さも、「ホラーを見飽きた」自分を十分に満足させてくれる。
まさに斬新であり、衝撃的。
また、アメリカ映画と違い、エイリアンを倒して、「はい、一件落着」みたいな終わり方ではなく、心温まるエンディングになっている。
エンディングが分かるまで、たびたび出てくる息子のシーンを「うざい」と感じていたが、最終的にはあれがあった故、エイリアン映画で初めて「感動」を覚えた。
いい映画だった。
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