「いつだってつくられる」ローズ島共和国 小さな島の大波乱 よしさんの映画レビュー(感想・評価)
いつだってつくられる
独立国家を作った実話。『いつだってやめられる』の監督が贈る反骨精神溢れるイタリア版『パイレーツ・ロック』かはたまた『フィツカラルド』(その双方ほど良くないが)。生きにくい?じゃあ自分の世界を作ればいい。技術者が立ち上がる。領海の外に何をしてもいい"島"プラットフォームを建設し、パスポートまで発行するも、海上のディスコと化すし、国家からは目の敵とされる始末。そして欧州評議会に持ちかける。そして遂にイタリアが攻め込んでくる!最初にして唯一の侵略行為らしく、しかもこれを機に国連が領海を12海里にまで広げたというのも驚き。主演が昔のデニーロを彷彿とさせる顔で、作品自体とは関係ない所でも時代を感じられた。
コメントする