劇場公開日 2021年6月11日

「意味深タイトル、面白展開、だが後半息切れ。」キャラクター バリカタさんの映画レビュー(感想・評価)

2.5意味深タイトル、面白展開、だが後半息切れ。

2021年6月29日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

テレビ局製作かぁ〜、で、苦手な
踊るシリーズの局かぁ〜と、ガッカリ
したオープニングテロップから一転
面白いストーリーが展開していきます。

設定が良いですねー。
ん?なんだ?なんだ?どーなるどーなる?
の展開は引き込まれます。
あれ?あの局なのに、なかなかの展開。
タカをくくってすみませんでした。

ただ、それもあの場面までだった。
小栗さんのあの場面はマジでびっくり。
えぇぇ!!!って。
ちょっぴり飛びあがっちゃいました。
でも、ホント、そこまでだったんだよな。

設定はよい、しかしドラマが浅い。
カタルシスが少ない。
ラストの展開はツッコミどころ多いし。
(韓国映画に出てくるポンコツ警察並み)

散りばめた、面白くなりそうな材料の
伏線回収がなんとも中途半端に終わって
しまって。
ラストのセリフ、、、それ!それだよ。
それが最大のテーマでしょ?本作は。
そこを深掘りしないと!だからこその
タイトルだろーに!
もっと恐ろしく、哀しく、せつなく
できただろうに。

結局、こーいうエンタメ寄りな作品に
なってしまったかー。
残酷描写もよいけど(リアリティ無)
それだけではゾワゾワしないんだよな。
得体の知れない怖さ、もっと演出して
欲しかったな。
ゾワゾワ怖い風止まり。こうすれば
良いんでしょ?みたいな感じ。

菅田さん、相変わらず良いですね。
ラスト近くの内面が浮き出てくる演技
良かったです。
FUKASEさんも未経験にしては良かった
けど、僕はやっぱりちゃんと役者さんに
演じて欲しかったな。
ただの狂人にしか見えないから、
僕の感情が動いてくれなかった。
もっともっと複雑な人物だと思いますよ。

残念だったな。
もっと面白くなるはずなのなのに。

バリカタ