劇場公開日 2021年6月11日

「突っ込みがちな人は楽しめないかも」キャラクター sbsaikoさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0突っ込みがちな人は楽しめないかも

2021年6月16日
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鑑賞方法:映画館

良い点
・夜のシーンでのライティングが凝っていてオシャレ。飲み屋街や犯人の家なんかは特に良かった。
・俳優たちの演技がよい。フカセ氏も初とは思えないほど違和感なかった。
・大方予想通りに進んでいくが、少し裏切られるようなとこもあってよい。

悪い点
・すぐに気付くツッコミ所が多い。
ex、4人家族に刃物一本で正面から向かって勝てるのか?、住宅街での昼間の殺害は流石にバレるのでは?、犯人は血塗れの服装で家に帰ってるのに怪しまれないのか?
・最後らへんに明かされる動機的なもののこじつけ感がすごい。それ使ったらなんでもいけちゃうじゃん!と思ってしまった。
・流石に警察の動きが遅すぎてリアリティに欠けた。刑事役の小栗氏が現実は刑事ドラマのようにはいかない的な発言してて更に際立ってしまってた。
・散々他の映画でグロいの見てるので特段気にはならないけど必要なグロさだっのかな〜と疑問に思った。ここまでやるんだったら思い切って犯行シーン映してフカセの殺しの手腕に説得力持たせた方がいいんじゃないかと思った。

ストーリーの矛盾やこじつけがあっても演出や迫力で面白いと思わせてくれる映画はあるけど、本映画に関してはそうはならなかった。
あと個人的にはサスペンスの犯人は一見普通だけど中身は狂ってるみたいのが好きだから、
フカセのサイコパス感全開の犯人像は好みじゃ無かった。

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sbsaiko