「観客を安心させない展開が素晴らしい」キャラクター トラヴィスさんの映画レビュー(感想・評価)
観客を安心させない展開が素晴らしい
クリックして本文を読む
期待を激しく上回る面白さでした。
ミッション・インポッシブルなどを見ていていつも思います。どんなに主人公のトム・クルーズがピンチになっても絶対に死なないでしょ。
それは緊張に上限があるということです。
本作では絶対に最後まで山城(菅田将暉)と協力して殺人鬼を捕まえると思っていた清田(小栗旬)が殺害されるという観客の想像を裏切る展開が待っています。
それは今後、何があってもおかしくない状態。誰が殺されてもおかしくない状態。緊張の上限の解放です。
そして素晴らしいラストの展開。本作の設定を上手く利用したアイデアで緊張のリミッターを気持ちよく外してくれます。
実際分かりやすい伏線を見せてくれるので、主人公の生死はある程度想像できるのですが、それでもギリギリまでどうなる⁉︎どうなる⁉︎と別の意味でハラハラさせてくれます。
こんなに興奮したラストは久々です!
役者としてイメージが定着していないのもありFukaseのサイコパスぶりは素晴らしかったです。
そして、死体にしか見えない死体役の皆さんも素晴らしかったです。
コメントする