「ちゃんと警護しろよ」キャラクター りやのさんの映画レビュー(感想・評価)
ちゃんと警護しろよ
漫画家のアシスタントをしている山城圭吾(菅田将暉)は、師匠に指示され、家の外観をスケッチしてた時、その家で起きた4人一家殺人事件の現場に遭遇し、その犯人(Fukase)を目撃してしまった。しかし、警察の取り調べに、犯人の顔は見ていない、と嘘をつき、犯人をモデルに殺人漫画を描き始めた。
優しい山城に描けなかった本物の悪キャラを描いた漫画は大ヒットし、山城は売れっ子漫画家となった。
そんな時、山城の漫画を模した事件が次々と発生し、それに気づいた刑事(小栗旬)達が犯人を追うという話。
途中まで、面白く観ていたが、本屋で防犯カメラに映ったFukaseをどうして追えなかったのか、疑問だった。
それよりもっと、妻(高畑充希)が襲われる可能性に気づいて家に戻る時、それまで警護してた刑事役の中村獅童が山城に付いて行かなかったのはなぜか、ここが最大のおかしな所。
ここだけでマイナス1は確実。
小栗旬を刺して逃亡中の犯人の辺見が防犯カメラにバッチリ映ってたのに、なかなか捕まらないのもおかし過ぎる。
途中まですごく良かったのに終盤の警察の不手際、捜査のズサンさで興醒めした。トータルマイナス1.5位。
小栗旬、菅田将暉、Fukase、高畑充希など役者は素晴らしかった。
辺見さんは彼(Fukase)のお父さんか、同じコミュニティに居てコミュニティがなくなっても同じ価値観で行きましょう!という仲間?大はずれですね。でも考えるだけで楽しいです。
明らかに警察関係の監修不足ですねぇ。4人×3回 プラス警官の空前の凶悪犯なら、それこそ警察は威信をかけて血まなこになって全国指名手配し、迅速な行動、鍵となる漫画家夫婦及び家族を警護するはずです。これぐらいの史上最大のワル。凶悪犯なら、
、もはや組織も階級も官僚のプライドも関係なくて、「人間の本能」でこの犯人逮捕へ警察は一丸となるでしょう。まあ死刑も間違いなく法令基準どおり、判決後6ヶ月以内になんの躊躇もなく執行されるはずです。もはや改悛の余地も、犯罪に向き合う余地も、税金で飯食わす余地もないです。恨みすらない人殺しといて作品も美もヘッタクレもないですねぇ。
りやのさんへ
あの終わり方からは、「夏美(or 身内)が狂気に走る」ってのが鉄板かなぁ、と思いますが。2は来ると思います。製作には「フジTV」が絡んでるんでw