「心を温かくする「ファミリー・ミッション」。」ボス・ベイビー ファミリー・ミッション ガバチョさんの映画レビュー(感想・評価)
心を温かくする「ファミリー・ミッション」。
馬鹿馬鹿しいが、無条件で楽しめるし癒される。人物(馬も含めて)の造形は、前作に比べても一段と可愛らしさがパワーアップしたようだ。赤ちゃんが実は凄腕のビジネスマンやエージェントのように活躍する、見た目と実態とのギャップが面白さの中心である。しかしそんな設定の面白さだけではなく、彼らに重大な(?)「ミッション」を与える事がドラマを面白くしている。今回の「ミッション」は「ファミリー・ミッション」である。見ている間もこの副題は気にしていなかったが、見終わって感想を整理していると「ファミリー・ミッション」というのがぴったりだと納得する。表向きはタビサの通う学校の校長の陰謀を阻止するという名目だが、実際は父と娘の、兄と弟の、家族の関係を修復するという「ミッション」であったようだ。内容は特に目新しいものではないが、「ボス・ベイビー」という特殊な環境では、特別に新鮮で心温まるものがある。クリスマスの時期にふさわしい映画でした。
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