「新しい語り口の普遍的なラブストーリー」パーム・スプリングス 桜場七生さんの映画レビュー(感想・評価)
新しい語り口の普遍的なラブストーリー
タイムループと言う枠組みを思う存分使ったラブストーリー。
男女二人(正しくは男性二人に女性一人だが)で一日をループし続けるのだが、その日々の安定した幸せに「このままでいたい」と感じる男性とかたや「このままでは生きている意味がない」とループ脱出を試みる女性、と言う構図が面白い。
変化が無くてはつまらない、しかし変化の先に待ち受けているものが怖いと言う相反する感情は普遍的なもの。
それを飛び越えて行くのは恋愛、と言う王道でありながらも明るい気分をくれる映画。
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