劇場公開日 2021年2月19日

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「子供へのおしごと」モンテッソーリ 子どもの家 サプライズさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5子供へのおしごと

2021年2月28日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

知的

幸せ

たまーに耳にするモンテッソーリという人物。
画期的な教育法を生み出した教育者ってのは知っているが、深いことはあまり知らず興味本位で鑑賞。
ドキュメンタリー映画はあまり得意では無いので、そこまで期待はせず。

なるほどの連続。すごく面白い
これレビューするの難しいなぁ...笑
いつもの様に良い所ではなく、面白かったことにします。真剣にレビューような映画じゃないんで

まず、遊びのことを「お仕事」と称することに驚き。
子供はやってみようよりも、やってくれる?の方が自信を持ち成長するのだと。子供は自分ことを子供だとは思っていない。

それに加えて子供には嫉妬というものが無い。
凄いと思ったら感心するし、自分も成長したら出来るだろうと自分自身を貶すことも無い。
子供は大人以上に大人なのだ。

大人は手を差し伸べ助けていると思っているものも、実は成長の邪魔をしているのかもしれない。
大切なのは自立心と意欲。
成功することや正確さを求める必要は無い。
この映画では「りんごのカット」が分かりやすい。
大人はどうしても手伝ってしまう。
それは本当に手伝いになっているのだろうか?

かといって何でもかんでも自由にさせる訳では無い。
教師は静かにお知らせする
「静かにおしごとをしたい人もいるからね」と。
そして、一人一人丁寧に接する。意欲が芽生えるまで

とにかく、このような事が詰まっている。
すごく参考になるしすごく幸せになる。

ただ、ナレーションに違和感。
わざわざ吹替えにせず字幕でよかったなと感じた。
変にマニュアルっぽくなるしちょっと気持ち悪い。
向井理が監督の娘を私の娘といってるのにも「ん?笑」となっちゃったし。

結構同じことの繰り返しなので、途中でモンテッソーリの過去だったり教室の起源だったりというのを入れてくれたら、もっと面白くなったのではと思った。
子どもの家というドキュメンタリーだからしょうがないかもだけど、ラスト際は流石に飽き始めた。

それでも、多くの人にオススメしたいドキュメンタリー映画でした。

サプライズ