「ドキュメンタリーの皮を被った入学ガイド映像」モンテッソーリ 子どもの家 regencyさんの映画レビュー(感想・評価)
ドキュメンタリーの皮を被った入学ガイド映像
本作がドキュメンタリー映画として著しくダメなのは、教育を受ける子どもたちのビフォーアフターがない点。この教育を受ける前とその後でどう変化したのかという、重要な要素が抜け落ちてしまっている。2年近い歳月をかけて密着した割に、「撮れ高これだけ?」と呆れてしまった。
そもそも、監督自身が「これは観察映画」と言っているように、本作をドキュメンタリー映画にカテゴライズするのは大いに違和感。単なるモンテッソーリ教育を導入する学校への入学を促すガイド映像に成り下がってしまっている。
教育理念そのものは立派だと思うので、これから入学を控える子を持つ親なら観てもいいのでは。
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regencyさんのコメント
2021年3月9日
Atsukoさま
コメントありがとうございます。
当方も書いているように、モンテッソーリの教育理念自体は素晴らしいと思います。
ただ、以前に観たNHKで放送したモンテッソーリ教育についてのドキュメンタリー番組の方が、子供の成長過程を丹念に追っていて分かり易かったので、それと比べるとどうしてもこの作品は取材力、密着力において劣っているなと感じた次第です。
Atsukoさんのコメント
2021年3月8日
貴方は子供をお持ちですか?
映画の中での子供達の成長が
手に取るように現れているのを見ると モンテッソーリの教育理念の素晴らしさを実感しました。
先生方の言葉遣い、子供達への対処の仕方 とても勉強になります。