野球少女のレビュー・感想・評価
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切り口が幅広い映画だが主人公の演技は?
野球少女は韓国映画の中で気になった映画で、観るチャンスがあってのこそと思い観てきた。今の韓国映画のいい所は切り口が幅広い。今回の野球少女も野球、韓国の高校生の進路、プロになるための厳しい現実と今回も幅広い。主人公のイ・ジュヨンはKPOPAfterSchool出身の女優かと思いきや女優専門で話題のドラマ梨泰院クラスでパク・ソジュンの相手役で話題になっていたが、イ・ジュニョクのようにドラマや映画の出演経験豊富な俳優相手だとまだまだ迫力不足。この点でマイナス2点。また、ドラマで十分な内容もマイナス。しかし、今の女性問題を考える上で内容も中身があったし、夢を諦めないのはいい、しかしどのジャンルもそうだがプロになるのは簡単ではないし、甘くないよ教えてくれた映画なのもこの野球少女。この点で1.5点プラスで3.5とした。韓流ブームを頭から外して純粋に映画として見るといいだろう。特に将来KPOPデビューを夢見る若い女の子にはぜひこの映画をすすめる。
【生きるヒント、社会へのヒント】
スインがジンテに向かって言う。「あなたがなれなかったんだったら、自分が代わりになってみせる」 ジンテがスインに向かって言う。「みんなが諦めたんだったら、お前が第一号になれば良い」 何かと諦めがちな僕達に向けられた励ましのメッセージのようにも聞こえる。 この作品に散りばめられた話は、多くの人への生きるヒントでもあるように感じる。 何か好きなことをひとつでも良いから見つけてみようとか、 世の中に迎合するだけが生きる道じゃないとか、 最後に諦めざるを得ないとしても、とことんまで頑張ったって良いじゃないかとか、 そして、短所を無くすんじゃなくて、長所をのばしたらどうかとか、 その長所の伸ばし方も、方法はひとつじゃないとか。 これは、多様な社会へのヒントでもある。 球団の社長が、スインの母親に言う「これからなんですよ!」という言葉は重く、そして最高の激励だ。 僕は昔、「王貞治物語」という本を読んでから、野球選手としてだけでなく、王さんを尊敬するようになった。 出自による苦悩や、野球選手としての苦悩、一本足打法へのチャレンジ、ひたむきさ、潔さ、そして、長嶋茂雄監督復帰に沸く巨人ファンを後に、ダイエーホークスの監督受諾。 僕は、この時、巨人ファンを辞めた。 その後のホークスの活躍や、王貞治さん率いる日本チームのWBCでの優勝は、皆の知るところだ。 イチローさんも、そんな王さんを尊敬していると公言している。 多くの若い有望な選手がメジャーを目指すのは良いことだと思う。 アメリカで球場に足を運び試合を見ると、本当に楽しい。 グランドとの距離も近い。 日本のプロ野球も頑張れと応援している。 漫画の「野球狂の詩」は面白かったよ。 スワローズの石川は、身長167センチしかないけど、170勝もあげて里中ばりだとか、160キロの豪速球が投げられなくても、プロで活躍できるんだとか、いろいろ思う。 それと、昨年12月に他界した、フィル・ニークロは、48歳まで現役を続けたナックルボールの使い手で、通算300勝以上あげている大投手だ。 野球は話題には事欠かないんだから、本当に楽しくあって欲しいと思う。 皆が応援するスポーツだから、面白いからこそ、多くの若者はそこを目指すのだ。 この作品は、野球をも応援してるいるのだ。
あきらめないはなし
とりあえず野球=男子 ってなってるわたしでした すいませんでした。 主人公は小さい頃から野球が大好きで 男の子たちに紛れながら 女の子という理由でいろいろ妨げられながらも 野球を続け高校でも異例の野球部に所属し さらにプロを目指すはなし。 日本で今、女性差別どうこうといわれています。 いま、まさにみるべきな作品な気もします。 結局最後の最後までその偏見はなかなか崩れず 本人の思いと違う方にいくわけですが 世の中本当に難しいもんですね 160キロはだせないけど 球種や変化で打ち取れれば同じ わたしにはそれができる 男にはそれが可能かもしれないけど 女の私は工夫して男と同じような結果を出せる といわれたような気がしました 暫定1位 韓国恐るべし。 素晴らしい作品でした
根強い機会格差に挑み続ける主人公が辿り着く安易ではない結末がずっしり重い人間ドラマ
かつて天才野球少女と持て囃された高校3年生のスインは野球部唯一の女子部員。リトルリーグからずっと一緒に野球を続けてきた幼馴染のイ・ジョンホはプロ契約を果たすが、自分は球団のトライアウトも門前払い。卒業を控え母親からは就職しろとプレッシャーをかけられるが自分はどうしてもプロになることを諦め切れない。そんな時野球部に監督の強い推薦で新しいコーチ、チェ・ジンテが迎えられる。ジンテもかつてはプロを目指していたが諦めた過去があり、夢を捨て切れないスインを見かねて別の進路を考えるよう説得しようとするが・・・。 特別扱いされることを拒みながらも自分に欠けているものを自覚し克服しようともがくスインと、厳しい現実を誰よりも知っていながら彼女の長所を伸ばすことに情熱を注ぐジンテの絆を軸に、親子愛や友情にも目配せを怠らない繊細さを貫きながらベタな恋愛を一切排除した潔い作品。特に特徴的なのは男女間の機会格差を容認する人々が一切悪意を持っていないことをしっかり捉えているところ。それゆえに根深く断ち難い困難に泣き言ひとつ言わず挑み続けるスインの勇姿と、それに心を動かされる人々を優しく見つめるカットは『インビクタス 負けざる者たち』が湛えていたものと同種の清涼感に満ちています。 誰もが思い描きそうな安易な結末ではないものを提示しながら静かに終わる物語は予想していたよりも遥かに地味なものでしたが、ずっしりとした重たいメッセージを持った作品です。
やはり経験者じゃないとリアルさに欠けるね^^;
金曜レイトショーは野球好きとしては観ないとダメな『野球少女』 初日でしたが、鑑賞者5名(^^;; 梨泰院クラスで人気のイ・ジュヨン主演って事ですが、Netflixの再生ボタンは、まだ押せず観てません。。。 韓国映画は、邦画と同じようなシナリオでもハリウッドにも通用するレベルになる作品は多い。 ただコレは、昔の日本の野球ドラマレベル ストーリーは、実話プラスαらしいですが、グッと来たのは、主人公のお母さんの思いと感情・・・ あの場面が、一番リアルでした。 いくら人気実力派女優さんでも40日で、小学生から高校までガチに野球をやった野球少女の役は、無理がある。 普通ならもっと日焼けして、細くても下半身はしっかりした体型になってしまう。 劇中もう1人トライアウト受けてた女子選手が、リアルだっただけに残念です。 でも夢を追い頑張る人を否定するより、応援する姿は素晴らしいと思いました。 *水原勇気のドリームボールで、育った世代なので、この物語は嫌いではない。 あの漫画から46年くらいですが、日本のNPBのマウンドに立った女子野球選手はいない。 今回の作品を観て思い出したのが・・・ ナックル姫と呼ばれた吉田えり選手ですが、独立リーグのワンポイントでも厳しく、客寄せ感は、否めませんでしたね。 *2021年からインスタにもこのレビューと同じHN『eigatama41』で、投稿開始( ^ω^ )! 映画好きの皆様〜作品談義等はそちらに宜しくお願いします。
気が付けば、涙を流していた
勿論、一途に夢を追いかけるヒロインが一番魅力的なのだが、 最初は反対していたが、テストの様子を見にやってきた母親の姿に心を打たれた(そういう年齢になってしまったようだ) 努力は必ず報われないのかもしれないが、 自分の長所も短所も分かっている人こそが、夢を掴むのかもしれない。
お母さん怖い
中盤までとっても怖かったです。 もっとプロでの活躍シーンが見られるかと思いましたが、入団まででした。 コーチも最初はダメ出ししていたけど、協力するようになったら凄く力強かったです。 ラスト球は、ナックルではなくストレートだったんですね(^_^)
スポ根ではない
ほとんどずっとスインが悩みもがき続けるが、けしてスポ根ではない。 「好きなことをやり続けたい」想いとそれを忘れないこと、そしてそれを応援したくなる気持ちを丁寧に描いているのだ。そのためずっとイ・ジュヨンは真剣な顔をしているのだけど、だからこそ少しだけ見せた彼女のチャームポイントの笑顔がより輝く。 ラストも、彼女が変わったのではないところが良いね。 お母さんを悪役にせず、彼女が過去に諦めたものも想像させる。お父さんやコーチのことも。 あと、トライアウト時の女性選手。最高。
水原勇気も岩田鉄五郎も出てきません
当たりまえです(>_<)💦 静かに淡々と 暗いし 油断したら寝てしまう。 でも観て良かっタ! なんか…うん!頑張ろって思った。 ハイタッチしてイェーッ! て感じの映画ではありませんよ。
イマイチ
韓国でプロ野球選手になりたい女子高生の話。 主演の子が特別可愛い訳でもなく、女子投手のお決まりのナックルを覚え打者を打ち取るストーリーも平凡。 指の先から血を出しながら投げるというバカげた事をしてるのも賛同できない。皆んなが使うボールが血まみれになったらおかしいでしょ。また、コーチからナックルを投げろと言われ、あんなに簡単に習得出来たら苦労はないよ。もっとナックル習得までの苦労とかコツを掴むエピソードとかが有れば良かったのに。そして、フィル・ニークロのような凄まじい変化をするナックルが投げれるようになった、とかなら納得するが。 投球フォームは相当練習したのか、女子にしてはそこそこだとは思うけど。 まぁ、野球を見慣れた人が観賞したらガッカリするんじゃないかな。イマイチでした。
さわやかーな、映画。
韓国作品らしからぬただたださわやかな映画だった。これだけ夢中になることがあるってやっぱり若いと言うことか。娘を認める母の想い、仲間の助け、コーチの理解、全てが優しく気持ちよい。ちょっと泣ける気持ちもさわやか。
高校の短距離走の選手とプロのマラソン選手が100mを一緒に走ったら...
高校の短距離走の選手とプロのマラソン選手が100mを一緒に走ったらどっちが勝つかって言う例え好きだった。短所は頑張ったところでそれが長所の人には勝てないという。
暴tooはありません
平均125km、最速130km超のストレートを投げる女子高生の話。 ドラフトに掛からなかったがプロになることをを諦められなかった主人公が、卒業までの半年間もがくストーリー。 韓国の野球のレベルは良く知らないけれど130kmだと、高校野球の地方予選レベルですかね。 周囲の言葉に耳を貸さず、自身の力量を客観視出来ず、とにかくプロを目指すんだー!投げて投げて投げ込むんだーな主人公。 しかも勉強はからっきしだし自己中だし。 何の算段もなく猪突猛進、ただ単に頑固で厚顔無恥なアフォですか? そして案の定の吉田えりかよ!な方法ね。そんなことにもそれまで考えが及ばないとは…&、そんな簡単に習得出来たら誰も苦労は…という印象がついてまわるし、その後も実戦で使ったこともなかろうに、と根拠の無い自信満々な主人公ありきで進むから、感情移入できない。 有りがちだし単純な話で、それ自体は悪くは無いし嫌いでもないし、それなりには面白かったのだけれど、主人公の人間性の部分の描き方が自分にはハマらず、終始モヤモヤした感じだった。
素晴らしい!
期待を裏切らないいい映画!!! 男子でもプロ野球選手への道は厳しいが、主人公は女子ゆえに立ちはだかる壁をも打ち破っていかなければならない。孤立無援のヒロインが屈することなく前に進み続け、少しずつ少しずつ周囲の壁に穴を開けていく。スポ根物ではなく、前進し続ける女子の物語。すべての女性を応援したくなる。欲を言えば投球フォームの甘さと、熱い試合シーンがないのがちょっぴり残念だが、それも大きな傷ではない。韓国は、また一つ素晴らしい映画を作った!
頑張る姿はどんな奴でも尊い
どっちかと言えば嫌韓です。がこの作品は観たかった。 『野球狂の詩』世代の俺はやっぱり重ねて観てしまう。木之内みどりの投げるドリームボール… 今作で思ったのだがピッチャーの腕、みんな全然ふれてないよね? 正統派ならもっと腕振れてないと。って気になった(笑) やっぱり頑張る姿って良いよね。これ世界共通なんじゃないかな?まぁだからドラマになる訳なんだろうけど。 実際オッパの逮捕とか要らないよね? 親子の葛藤はそれなりに見せられてたんだからさ。 懐事情もあるんだろうけど日本のプロ声優当てたらもっともっと良い作品になったと思う。 かなり勿体無いなと。
固定概念との闘い
野球少女と聞くと『野球狂の詩』の水原勇気が思い浮かぶ世代なので、華奢で小柄な主人公の頑張りを応援せずにはいられません! ストレートに心に響く物語でした。 女子野球という選択肢もあるなか、あくまでもプロにこだわる主人公の無謀とも言えるチャレンジに、最初は否定的だった周りの人々が動かされていきます。 登場人物たちの成長や心の変化がドラマの醍醐味だとすると、それぞれの物語がコンパクトに詰め込まれているので、見どころが盛りだくさん! 幼馴染とのエピソードは爽やかだし、女子選手のエピソードは胸熱。 韓国の社会問題も描かれるので、見る人によって響くエピソードが違うと思いますが、私の心に響いたのは、主人公スインと母親との関係でした。 なんでですかね…。母親と娘って、つい言い過ぎて傷つけてしまうんですよね。 ちょっとした言い方に腹が立って、売り言葉に買い言葉で。他人には絶対言わないような言葉を投げてしまったり。 同性で分かり合える部分が多いから、良くも悪くもお互いに遠慮がない。 母親は娘の中に過去の自分を見て助言したくなり、 娘は母親の中に自分の未来を見て反発するのかもしれませんね。 身につまされます(-_-;) とにかく母親役のヨム・ヘランさんの、リアルな存在感と繊細な演技が素晴らしくて貰い泣き。(;ω;) 『無垢なる証人』も観たくなりました。 投球スピードだけが全てでは無い。 野球界の固定概念を捨てて、選手の個性を活かしたパフォーマンスが「どれだけチームに貢献できるか」で評価して欲しい。 そんな思いでスインの為に奔走するコーチですが、その考えに至ることでコーチ自身も救われたと思えます。 選手の特徴を見抜いて的確なアドバイスが出来ることも特別な才能。 自分の個性を活かしたパフォーマンスで「野球界」に貢献していると言える。 コーチの夢も一緒に背負ってプロを目指すスインですが、既にコーチはスインとの出会いによって自分自身の新たなポジションを掴んだのだと思えました。 …ってことは、監督が一番の策士かも。素敵すぎます。(*≧∀≦*) そんな固定概念との闘いのなか、“女だから”という理由で苦労しているスイン自身ですら、母親に手料理を要求したりする。(-_-) そこは家族で助け合って父親が料理をしても良い筈では? 身についた固定概念の根深さを感じますが、それでも挑まないことには何も始まらない。 スインの背中を見て、次の世代も繋がっていく。 爽やかな高揚感が胸に残る映画でした。
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