「無印良品」野球少女 Lucky!さんの映画レビュー(感想・評価)
無印良品
スポ根でもなく、青春ドラマでもない、ヒューマンドラマですね。
主人公が速球でバッタバッタと三振を取るわけでもなく
実際にあり得るレベルでの活躍ぶり。
ハリウッド映画っぽいコミカルでスカーっとするノリじゃなく
真っすぐな性格の主人公の心の葛藤を描いている。
完全なサクセスストーリーってわけではなく
現実の厳しさも残している。
そんな作品なので劇中のエピソードは、映画としては地味ですし
興奮度からすると、それ程ではないかもしれません。
ただ、野球だけでなく、家族間の問題も実際あり得るレベルで登場していて、
私は、不確実な野球選手としての成功よりも、
この家族の人間関係が修復されたことの方が心に大きく響いた気がします。
もうちょっとだなと思った点は、なぜバッターが空振りをしてしまうのか、
野球を知らない人でも球種のすごさが分かるように、
CGでもなんでも、ボールの軌道がわかるシーンがあってもよかったかなと…
さらに欲を言えば、
主人公が“魔球”で打者を手玉に取るシーンに興奮したかったなぁ。
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