「ムーミンは、そんなに出ません」TOVE トーベ CBさんの映画レビュー(感想・評価)
ムーミンは、そんなに出ません
「ムーミン」の作者の半生ではあるけれど、ムーミンが生まれるまで、みたいなエピソードは、ない。一人のバイセクシャルな芸術家の生き方を体感できた、という面で楽しかった。(ムーミンは最初から作者の頭の中に明確に存在していて、溢れ出続けます)
油絵も舞台芸術もマンガも、みんなみんなやりたい、という気持ちは、才能ある人には当たり前なのだろうな、と感じた。一方で、芸術で食えるかどうかは、それこそ誰にもわからず、半分は運次第なのかなぁ、と成功した側にいる主人公トーベの目線で感じました。
まあ、そういうことは芸術に限らず、どこにでもあるか。世の中には、見出された才能の数と同じくらいの見出されなかった才能があるのかもしれないなあ…
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